昨夕、窓の外でバタバタ音がするので見てみたら、
蝉が蜘蛛の巣に捕まっていた。
一生懸命羽根を震わせて逃げようとするのだが、
貼りついた蜘蛛の糸は彼を捉えて離さない。

いや、ほんとにすごいね、蜘蛛の糸って。
かなり大きい蝉がじたばたしても全然切れない。

そうこうするうちに巣の主が下から(最初どこに
いたのかは見てないが、気がつくと下から蝉の
方へ登ってきていた)蝉に近づいてきた。
これがまたでかい。
うちの家にはやたらに蜘蛛がいるけど、絶対に
家の中には入ってきてほしくない大きさだ。

まだもがいている蝉に取りつき、おそらくは
ぶすりと針を刺して体液をちゅーちゅーと
吸っているのであろう。
哀れ蝉は一巻の終わり。

今もまだ蝉の骸は巣にかかったままで、
落とそうとしているのか、蜘蛛がその体を
こちょこちょといじっている。
蝉にとっては気の毒なんだが、しかし観察して
いるとなかなか面白い。

この蜘蛛の巣は場所がいいのか、こないだも
トンボが捕まっていた。
みんな気をつけなきゃダメだよ。