『幻の女』の新訳版を手にしたことをきっかけにその魅力にはまりこみ、あれこれ読みあさることに。
寂しさ、せつなさ、存在の不安。
どこか中二病的でもあるその世界は決して完璧ではなく、だからこそいとおしい。
白亜書房の「傑作短編集」は編訳者門野集さんのウールリッチ愛が感じられて特にお薦めです。
(※感想記事の並びは作品の刊行順ではなく私が読んだ順になっています。)
・『幻の女』(新訳版)/ウイリアム・アイリッシュ
・『世界ミステリ全集4 ウイリアム・アイリッシュ コーネル・ウールリッチ』/早川書房
※長編『死者との結婚』、『幻の女』(稲葉明雄氏による旧訳)、中編『九一三号室の謎』収録。巻末の稲葉明雄氏、小鷹信光氏、石川喬司氏による鼎談も面白い。
・『世界ミステリ全集第18巻 37の短編』/早川書房
※ウールリッチの晩年の短編『一滴の血』が収められています。
・『砂糖とダイヤモンド~コーネル・ウールリッチ傑作短編集1』/白亜書房
・『踊り子探偵~コーネル・ウールリッチ傑作短編集2』/白亜書房
・『シンデレラとギャング~コーネル・ウールリッチ傑作短編集3』/白亜書房
・『マネキンさん今晩は~コーネル・ウールリッチ傑作短編集4』/白亜書房
・『耳飾り~コーネル・ウールリッチ傑作短編集5』/白亜書房
・『非常階段~コーネル・ウールリッチ傑作短編集・別巻』/白亜書房
・『暁の死線』/ウィリアム・アイリッシュ(創元推理文庫:新版)
・『夜の闇の中へ』/コーネル・ウールリッチ
・『黒衣の花嫁』/コーネル・ウールリッチ
・『喪服のランデヴー』/コーネル・ウールリッチ
・『黒いカーテン』/ウィリアム・アイリッシュ
・『黒いアリバイ』/ウィリアム・アイリッシュ
・『暗闇へのワルツ』/ウィリアム・アイリッシュ
・『夜は千の目を持つ』/ウィリアム・アイリッシュ
・『黒い天使』/コーネル・ウールリッチ
・『恐怖の冥路』/コーネル・ウールリッチ
・『今夜の私は危険よ~ウールリッチ幻想小説集~』/コーネル・ウールリッチ
・ウールリッチがいとしくて~『今夜の私は危険よ』巻末小文から~
・『恐怖』/コーネル・ウールリッチ
・『聖アンセルム九二三号室』/コーネル・ウールリッチ
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