見ちゃったよ〜。2日間。
久しぶりに真面目にドラマを見た。
予想以上に面白かった!
アクションもしっかりしてたし、
逆オスカルの山田優かっこよかったし(笑)。
船虫と道節の悲恋がとても私好みだった。

子どもの頃、例の『児童文学全集』に
入っていたものをぱらぱらっと読んだ
ような記憶があり、「伏姫」と「八つの玉」、
犬塚信乃という名前などは覚えていたけど、
またこれでちゃんと読んでみたくなったなぁ。

と言ってもホントの原作、滝沢馬琴の書いた
ものは全98巻106冊にも及ぶそうだ。
『グイン・サーガ』か!?
でも実際江戸の『グイン』だった
んだろうな。
きっと町の娘さんたちの間では
「私は信乃様!」「いいえ、現八様よ!」
などとそれぞれのキャラの派閥があり、
勝手に脇のストーリーを考えて楽しむ人も
いたんじゃないかしら。
八つの玉をあしらった根付けとか、グッズも
あったりして(笑)。

馬琴さんがどこまでのメッセージをこめて
書いたのかわからないけど、昨日とおととい
ドラマを見て、「大義に生きる男」と
「ただ幸せになりたい女」との対比とか、
「戦いは戦いを呼ぶ」「おまえ一人が死んだ
とて世の争いは終わらない」とかいうテーマ
はほんとに普遍で重くて、それをエンター
テイメントとして書いた馬琴さんもすごけ
れば、支持した読者もすごいな〜と。

あっぱれ江戸の日本人。

善も悪も人がなす物であり、悪に傾いた
人の心を救えるのはやはり人の心だけ
なのだ。

私もがんばって執筆しなきゃな……。