今ごろ見ました。
本放送の3日は『八犬伝』とかぶって
いたので録画しておいたの。

いやぁ、泣けた。
良かった。

アイロンを当ててる間だけ、とりあえず
30分くらいだけ見ようと思ってたのに、
ついついやめられなくて最後まで
見ちゃった。
もう最初の「新選組!」っていうロゴと
そこにかぶるお馴染みのアイキャッチの
音楽だけでうるうるしちゃったよ、
懐かしくて。

もうおととしになるんだね。
「新選組!」やってたの。
夏には勢いで五稜郭まで行ったし、
秋には壬生寺八木家にも行った。
山南さんが死んでから、後半は悲劇に
まっしぐらなのが辛くて毎回は見られ
ないぐらいだったけど。

土方さんの最期の一日。
1時間半という凝縮されたドラマの構成
が舞台に近くて、三谷さんの台詞劇の
本領発揮、ほんとに面白かった。
榎本、大鳥、土方の丁々発止のやりとり、
それぞれが蝦夷に賭けた夢、想い。
「友情」というよりも、「志」によって
結ばれる男と男。

在りし日の山南さん達、士衛館での一齣
も懐かしくて良かったけど、榎本役の
片岡さん、大鳥役の吹越さん、そして
永井役のB作さんがすごく良くて、
山本・土方を一層輝かせてくれてました。

ほんと、山本くんは人生ほんとに
終わっちゃったような気がしたんじゃ
ないんでしょうか。
「演じた」というよりは、「土方を
生きた」っていう気が。

函館で、「土方最期の地」にも行って
きたので、なんかホントに感慨深かった。
あの時も思ったのだけど、「この国を
良くしよう」と奔走して志半ばで死んで
いった若者たちの上に今私たちはいて、
なんだか顔向けできないなぁというか、
「なんてぬるく生きてるんだろう」って
思う。
もっとしっかりしなきゃなぁ。

一番印象に残った台詞。
土方「近藤さんにどう謝ればいいんだ!」
永井「“ごめんなさい”
でいいだろう!
それで怒る近藤じゃないだろう」
ああっ、泣けるわ。

ラストのあのテーマ曲でさらに滂沱。
いいもの見させてもらいました。
ありがとう。
(改めてもう一回函館行きたいな)