私も大概わかりやすいですね(笑)。
『西遊記』を見てはゴダイゴ、
大相撲中継ゲストの閣下を見ては聖飢魔Ⅱ。
これまた久々に教典を引っぱり出してきて
しまいました。

そう、アルバムじゃありませんよ。
教典って言うんですよ。

これは2枚目の大教典だったんですが、
初めて聴いた作品のせいもあって、
ものすごく印象に残ってます。
特にタイトル曲である『THE END OF THE
CENTURY』は出だしの1小節目でやられ
ました。

デーモン小暮閣下といえば
「デヘヘヘ、我が輩は……」という
あの声しか聞いたことのない方が多い
と思いますが、ものすごい美声の持ち主
なんです! 低音には深みがあり、
高音はクリアで美しい。
めちゃめちゃ歌うまいですし。

もちろんあのしゃべくりの時の声に
近い歌もあって、その変幻自在の
ボーカルに圧倒されます。

一応(と言っては失礼だけど)
ヘヴィメタバンドですが、美しいメロディ
が多く、詞も確固とした世界観のもとに
書かれていて、
『NEVER ENDING DARKNESS』
『地獄への階段』(この2曲は大教典
『BIG TIME CHANGES』に収録)など
感動的バラードも。

甘っちょろいラブソングや癒し系に
うんざりしている方、騙されたと思って
是非聴いてみてください。

私が聖飢魔�にはまっていたのは
高校から大学にかけてで、後半の活動
はあまりフォローしてないんですが、
こうして前期の教典を聞き返してみて、
ほんとに全然古びてない!

ミサ(ライブとは言わないんですよ)で
「殺せ!」と
『JACK THE RIPPER』を歌い踊った
ことが懐かしい〜。
もっぺん聴きたいな、悪魔版『魔法使い
サリー』。