予防接種のことなど、もっとよく
知りたい、という方には
『今年はどうするインフルエンザ』
をいう本をお薦めします。

実のところ私はこの本を読んでは
いないんだけど、この本と同じ
ジャパンマシニスト社から発行されて
いる『ちいさい・おおきい・
よわい・つよい』
という
季刊誌を以前購読していて、
内容というか主張はおそらく
ほぼ同じだと思います。

この本の編者である母里啓子さんは、
国立公衆衛生院疫学部感染室長だった
方で、いわば感染症のプロ。
その方が「ワクチンはいらない」と
おっしゃっているのに、なぜ世の動き
が反対へ向かっているのか不思議で
なりません。

昨日、久々に『ち・お』や、
『小児科へ行く前に』を読み返して
いたら、夫に「ママの読む本は偏って
るからなぁ。もっと他の医学書も
読まなきゃ」と言われてしまった。

なぜ少数派だからって「偏った意見」
と言われなくてはならないんだ?
多数派が正しいなんて限らないじゃ
ないか。

うちの息子は結局咳が治まらずに
今日も学校を休んでいる。
『小児科へ…』の「せき」のところ
には、「お子さんがせきをしていても、
よほど具合が悪くない限り登園させて
もかまいません」
と書かれてある。

こんなに咳がひどいと、「うつるかも」
と思って周りが嫌な顔をするかなぁ、
とも思うけれど、
「ウイルス性の病気の多くは、症状が
現れる1、2日前からすでに他人に
うつる状態になっています。ですから
、友だちにうつさないために休ませる
ということはあまり意味がないのです」


さらに、「どこの幼稚園でも毎年
ウイルス性のかぜが流行するけど、
それも生活のひとコマだ」といった
記述もあって、とってもホッとする。

そーよね〜、そーゆーもんなのよね〜。
もちろん風邪ひかないにこしたことは
ないけどさ〜。

そういえばインフルエンザは
「風邪とは違う。立派な感染症だ」
とよく言われるけど、「普通の風邪」
というのもアデノウイルスや
ライノウイルスといったウイルス性
のものがほとんどだそうです。
ウイルスに、抗生物質は効きません。
……って、そういえばこの間息子の
声が出なくなった時、「アデノ
ウイルスじゃないかなぁ」と言って
抗生剤を処方されたけど……あれ?
意味なかった!?
(今ネットで調べたら、ちゃんと
「いわゆる風邪には効果がないが、
細菌による二次感染防止のために
処方される」と書いてあった。
なるほど、とうなずいていいのかな)