さっき、昨日の9話をビデオで見た。
正直、「もう見続けるのやめようかな〜」
と毎週思いながら録画してるんだけど。

今回は面白かった。
(だって前回なんかタイムワープを
利用しての「今までのおさらい」で、
収録を1回分得した、って感じだった
もん)

面白い、というか、ついホロっと
なってしまったなぁ。
あの、悟浄さんが混世魔王に向かって
いくところで。
「守ってもらってるのは俺たちの方
なんだ、あの人には誰もかなわないんだ」
っていうね。

かっこいいよね、内村悟浄はホントに。
混世魔王もかっこよかったし。
やっとまともな強敵妖怪が出てきた。
と思ったらあっさり倒されてたけど(笑)。
力だけでなくねちねち精神面から攻める、
悪役はあーでなくっちゃ。

でもホロっとしといて何なんだけど、
悟浄や悟空にあそこまで言わせるだけの
三蔵の魅力というか、「すごさ」が
まだ全然描かれていないような気が
するのよ。

あのなさけないところ、弱さ丸出しの
ところがみんなの母性本能(?)を
くすぐるのかなぁ。
「私は弱い」と認めているところこそが
偉大なのかしら。

今、ちょうど毎日新聞でも平岩弓枝さん
が『西遊記』を連載していて、これが
またとっても面白い。
挿絵の悟空もとても可愛いし、
三蔵と悟空が師弟として絆を結んでいく
過程が細やかに描かれていて、毎日
読むのが楽しみなのだ。
まだ悟浄や八戒が出てきていないので、
さてどんなふうに描かれるか。