おととい、朝青龍が土俵から落っこって
腕をケガした時、私は皮膚科でお金を
払っていた。

うちの息子はアトピーなので、耳鼻科同様
皮膚科にもしょっちゅうお世話になって
いるのだけど。

今回はイボ。

1か月ほど前から、右手の小指の関節の
ところがぷくっと膨れていて、
「なんやろな〜、タコかな〜」ぐらいに
思っていた。

どんどん大きくなる。

でもその時は“とびひ”の方がひどくて、
たいして気にしてなかった。
皮膚科にも行ってたけど、診てもらおう
とも思わなかった。
別に痛くも痒くもないらしかったし。

しかしその「タコ」だか「イボ」
だかわからない膨らみはさらにどんどんと
成長を続け、あげくに一番上の皮膚が
弾けて割れてしまい、その下の、
まるで霜柱のようになった皮膚とも
思えないようなものが出現するに至って。

やっぱ医者行っとくか。

それでなくてもこの皮膚科、時間がかかる。
とびひの時も、2時間仕事。
人数的にはそんなに混んでいなくても、
一人一人の診察に時間がかかるのだ。
先生がほとんど一人で検査や処置をやって
いるせいか、20分ぐらい出てこない患者さん
もいる。

で、おとといはゴールデンウィーク明け
だったこともあり。
診察開始の4時に着いたら既に19番。
2分診療、看護士いっぱい、流れ作業の
耳鼻科なら30分強の待ち時間なんだけど、
「1人5分として1時間35分か」と
計算した通り、診てもらえたのは5時半
だった。

はぁ。

そこからまた会計までに時間がかかって、
結びの一番の頃、やっと名前を呼んで
もらえた。

ああ、もう。

耳鼻科に行く時も、皮膚科に行く時も、
覚悟して先に夕飯の用意は済ませて
あるのだが、それにしても疲れる。

診てもらった結果、やっぱり「イボ」で、
液体窒素で焼いてもらい、塗り薬も
もらって帰ってきた。
待ってる間“がーっ”とイビキをかいて
爆睡していた息子、診察の際もまだ
半分寝ていて、先生に「痛くないの?」
と不思議がられていた。

イボってウイルスが原因でできるらしい。
知らなかった。
掻き傷とかに菌が入るととびひになって、
ウイルスが入るとイボになる。
とびひもイボも、アトピーの子には
ありがちだそうな。

はぁ。

私達が帰る頃、皮膚科にはまだ続々と
患者さんが詰めかけていて、
「診察、9時過ぎると思いますけど
よろしいですか?」と言われていた。
「えーっ!」と言って諦めて帰る人も
いれば、「いいです」と承知する人も。

皮膚を患ってる人って、けっこう多い
んだねぇ……。