ちなみに今朝の夢は
Gackt様とスノボ合宿でしたが。
あまり夢の話ばかりしていても
アホみたいなので、今日は本のお話。


来週末、学校で音楽発表会があって、
2年生は「アラジンと魔法のランプ」
を演奏。
息子は先生に紙芝居で「アラジン」の
お話を見せてもらったそうなのだが。

そーいえばどーゆー話なのか、
ちゃんと読んだことないなぁ、と
思って図書館で借りてきた。
息子も読めるように、児童書の棚から。

これは『ルドルフとイッパイアッテナ』
で有名な斉藤洋さんが偕成社から
「アラビアンナイト全4巻」として
2004年に出されたもので、装幀も絵も
今風で、手に取りやすくなっている。

なかなか面白かった。
へぇ〜、こんな話だったんだ、と
思った。
主人公がアラジンという名前なのと、
魔法のランプをこすると魔神が出て
きて言うことを聞いてくれる、という
ことしか知らなかったのよねぇ。

一読した息子は、「学校で聞いたのと
全然違う」。

音楽会でやるものは「組曲」みたいに
なっているようで、「魔法のじゅうたん」
という曲もあるんだけど、じゅうたんで
空を飛ぶのはシンドバッドじゃなかった
っけ?あれ??

斉藤版「アラジン」には魔法の指輪は
出てきても、魔法の絨緞はでてきません。

それに、ランプの精が叶えてくれるのは
「3つのお願い」ということになって
いるらしい。
それもなんか、別のお話のような気が……。

斉藤版「アラジン」の魔神は3つなどと
ケチなことは言わず、なんでもかんでも
次から次へと叶えてくれます。

ああ、今ディズニー映画の『アラジン』
の説明を見てわかった。
あれに絨緞と「3つの願い」が出て
くるんだ。

ふうん。

アメリカ人の作るアラビアンナイト
なんか全然信用できないよなぁ。

まぁ『アラジンと魔法のランプ』や
『シンドバッド』は後からヨーロッパ人
がつけ加えた挿話ではないかという
話もあるそうだから、そもそも
“アラビアン”じゃないのかも
しれないけど……。

ともあれ、斉藤版アラビアンナイト、
全部読んでみたくなりました。

学校もせっかく『アラジン』を
取り上げるのなら、色々他のお話も
紹介してくれるといいのに。
学校の図書室、当然アラビアンナイト
なんか置いてないし。

私ですら、“知ってるようで知らない”
んだから、今の子たちは“まったく
知らない”かもしれない。
アラビアンナイトに限らず、日本の
昔話や、『狼と七匹のこやぎ』に
『赤ずきんちゃん』といった定番の
お話、今の子は知ってるのかな??