昨日の文章を書いた時には、北朝鮮は核実験をやっちゃっていたのだ。夜の9時になるまで知らなかった。
きっと実験じゃない本物の核爆弾が飛んできても、知らないまんまなのかもしれない。
まぁ、死んじゃったら知らないまんまだろう。

ちょうど、安倍さんがソウルに着く頃に核実験があった、というニュースを聞いて、
「やっぱり『おまえらだけ仲良くしやがって!邪魔してやる!!』なのか」と思ってしまった。
日韓会談を取材しに行ったNHKのキャスターが、「急遽取材内容を変更して」と言っているのを聞いて、金正日は「それ見ろ、ぼくの方がトップニュースだ」と思っていたかもしれない。

橋本さんの『さらにああでもなくこうでもなく』と『戦争のある世界』をちょこっと読み返して、日朝首脳会談が行われてからもう4年も経ったんだ、ということを知った。
蓮池さんたちが帰ってきて、この10月でちょうど4年なのだ。

あの時は、北朝鮮にしてみれば、「いいことをして関心を引く」だったんだろうか。
いいことをしたつもりだったのに、日本はちっとも褒めてくれないどころか、さらに怒ってきた。
日本としては怒って当たり前だけど、向こうは「やっぱりいいことしてもメリットなんかない」だったかもしれない。

「正直に言えば怒んないよ」と言われたから言ってみたらやっぱり怒られた、みたいな。

怒られんのヤだったら、最初っから悪いことすんなよ、でしかないけど、もうやっちゃってるからなぁ。

「核開発」に限れば、「みんなやってるくせになんでぼくはやっちゃいけないの?」だし。

もうヤケクソなのかなぁ。