昨年は幕下からずーっと登場していた閣下、今年は幕内からでした。十両の取り組みが終わって、「では放送席を交替いたします」となって、「今年は昨年に引き続きあの方が……デーモン小暮閣下さんの登場です」と、わざわざ席に入ってくるところまで映っていた。

「デーモン小暮閣下」にさらに「さん」をつけるのはどうなんでしょうか(笑)。

出てきた閣下を見たうちのおばあちゃん(今年で96歳!年女)が怪訝な顔で「あれは何や?軍隊か?」というようなことを言っていた。ははは。

昨年の解説で相撲関係の仕事が大幅に、断らなきゃいけないぐらい増えた、とおっしゃっていた閣下。
閣下が相撲通であることは最初っから有名(私は20年前から知ってます)なのに、世間は追いつくのが遅いよね。

このところNHKは大相撲中継の視聴率UPをもくろんでか、色々な人をゲストに呼んでいて、昨年秋場所は黒木瞳が来ていたけど、あまり喋らない人なので、アナウンサーの人が困っていた(ように見えた)。せっかくアナウンサーが話をふっても「………」みたいな。
単に相撲が好きなだけでなく、ちゃんとしゃべれる人を呼ばないと間がもたないよね。
(っていうか、そもそも黒木瞳がゲストだから相撲を見よう!って人はそんなにもいないと思うが)

その点閣下はしゃべくりがうまいので、アナウンサーもきっと安心だろう。昨年の、確か吉田アナなんか悪ノリしてたし。昨日は岩佐アナだったっけ?
「相手の呼吸をうかがう」という話での高砂親方への鋭いツッコミもさすが。高砂親方負けてないし(笑)。

昨日の結びの一番は「因縁」の横綱VS稀勢の里戦で、先場所の横綱の「けたぐり」には批判が多かったのだけど、閣下は「我が輩はそんなに悪い評価ではない」と言っていて、横綱ファンとしては嬉しかった。
「(負けない、強くなければいけない、を貫いている点で)偉い横綱ですよね」というようなことも言ってくれていた。
そーよ、本当に相撲が好きな人は一人横綱でがんばってくれている朝青龍をけなしたりはしないものよ!!

あと、この間把瑠都がぐにっと膝を折って怪我をした時に、一人では歩けないぐらいだったのにちゃんと花道で土俵に向かって礼をした、っていう話を閣下がして。
「日本人だ、外国人だ、ということでなく、きちんと相撲の伝統・礼儀を守っている力士は素晴らしい」みたいなことを言っていた。

まったくその通り。

あの把瑠都の「礼」は私も生で見てて「偉いな〜」と思っていたので、さすが閣下、目のつけどころが違いますわ♪(っていうか、お互いよく見てるよね、そんなとこまで……)

昨日玉春日が敗れて全勝がいなくなり、1敗の横綱がトップ集団に返り咲き。
ここからですよ、横綱の真骨頂は!
がんばれ、朝青龍!!