この間、耳鼻科から帰ってきた時に子どもが教育テレビをつけて、たまたま『一期一会』という番組の再放送を見た。
子どもはデータ放送でゲームをやるためにテレビをつけたので、画面のほとんどはゲーム。右肩に小さく番組が映っている。

たまたまその回のイチゴくんが「背が低いことがコンプレックス」だと言う男の子(と言ってももう23歳)だったので、ついつい小さい右肩画面を最後まで見てしまった。
『一期一会』という番組は、「自分とはまるで違う価値観を持った同世代に会ってみよう」という視聴者参加の番組で、「会いたい」という方が「イチゴくん」、「会われる相手」が「イチエさん」ということになっている。

んで今回は、「背が低いのが悩み」なイチゴくんが、女子相撲日本一経験者の「イチエさん」に「前向きな生き方」を教えてもらう、みたいなお話だった。

イチゴくんは身長が150�。かつて「チビ」であることでいじめられた経験があり、何事にも自信が持てずに今はほとんど引きこもり状態。
という前振りを見ただけで、私は「150�だからって、それがどーしたの?」と思ってしまった。
そしてその場にいた夫に、「背なんか低くったって、全然大丈夫だよね〜」と言った。

うちの夫は、身長153�ぐらい。
全然、大丈夫。
ちゃんと可愛い奥さん(!)と結婚して、幸せな家庭を築いています(爆)。

まぁ、応募してテレビに出るくらいだから、イチゴくん本人も「このままではダメだ」はわかってるんだろうし、「背が低いことが問題なのではない」ということも、イチエさんとの出会いでわかっただろうとは思うのだけど。

「背が低いとモテない。女の人はやっぱり背が高い男の方が好きなんでしょう」ということをかなり気にしていたみたいなので、「背が低い男の子と結婚した女の子はここにちゃんといます」と言っておく。

ちなみに私の身長は160�。
私がさらにチビだったから、夫の身長が気にならなかった、というのではありません。

夫は、入社後の自己紹介欄に、「山椒は小粒でピリリと辛い」と書いていて、むしろ「背が低い」を売りにしていた。そりゃあ実際「チビ」だから、学校じゃいじめられたこともあったと思うけどね。
「すぐに覚えてもらえるから得だ」とも言ってた。
小さくて童顔なのをいいことに、すぐ「ぼく18歳」とか言うし。

これくらい図太くなりましょう(笑)。

「背が低い」だけに限らず、「自分は○○だからダメだ」なんていうのは、言い訳にすぎないよね。
「ダメだ」ばっかり思ってたら、自信がつかないのは当たり前で、「良くなろう」と思わなければ良くはなれない。
そりゃ、「伸びよう」と思って背が伸びるもんじゃないですよ。でも「その他の部分」で「カッコいい自分」になることは不可能じゃない。

それが簡単じゃないからといって諦めたら、何も始まらない。
イチゴくんの恩師が言っていた通り、「自分を変えられるのは自分だけ」。

ともあれ、全国の背が低い男子の皆さん、別に全然大丈夫ですから、がんばってさらにカッコよくなってくださいね。