Gacktさんの『野に咲く花のように』のPVを見ていて(PVはオリコンスタイルのサイトで見られます)、「そういえば卒業式ってどんなんやったかなぁ」と自分の“卒業”を思い出そうとして。

全然思い出せなかった。

びっくりするくらい記憶がない。何の感慨も抱かなかったのだろうか???
大学の卒業式は、さすがに一番最近(と言ってももう10数年前)なので、自分が何を着ていったか、どこで行われたか、ということは覚えているのだが、「式」の内容はさっぱり。

中学の時は、卒業式の後に高校の合格発表があったはずなので、「式」よりもそっちの方の印象が強い。「受かってました〜」ともう一回学校に行ったし。
その日の職員室だか教室だかの様子はなんとなく覚えているのに、「式」の様子はやはりさっぱり。

中学の校長先生は、卒業生一人一人に好きな漢字一字を色紙に書いて渡してくれた。校長先生と一対一の面談もあった。「今度また弟が入ってきますのでよろしく」とか言ったような気がする。
色紙に書いてもらったのは「翔」だった。
あの色紙が今どこにあるのかは定かでない。
捨てたかもしれない……。
校長先生ごめんなさい。

高校も、卒業式の後に大学の合格発表……だったのかな??
ホントに覚えてない。
ちょうどその頃父が入院していて(考えたらよく入院してるな、父ちゃん)、大学まで片道40分ぐらい歩いて発表を見に行って、そのまままた20分ぐらい歩いて病院に報告に行った。
高校へは、たぶん電話一本。
もしかしたら向こうから「どうだった?」ってかかってきたのかもしれない。「電話がないから落ちたのかと思った」とか何とか言われたような言われなかったような。
高校の先生には何の愛着もなかったので、「別にあんたに関係ないじゃん」ぐらいに思っていたかも。

小学校は……昔すぎて思い出せない……。
小学校はすごく楽しかったはずだから、「卒業したくない」と思っていたのではないだろうか。
「サイン帳」を回してみんなに色々書いてもらったよなぁ。
あのサイン帳は、どっかのダンボールの中に入っているんだろうか。

今、学校でのことを振り返ると、なんか失敗をやらかしたこととか、「私ってホントやな奴だったな」とかいうことばかり思い出されて、「懐かしい学生時代」というよりも「恥ずかしい学生時代」になってしまう。

もう一回あの頃に戻りたいか、と言われたらそうでもない。
子どもだからって、そんなに楽しいことばっかりあるわけないし。
絶対今の方が「楽」してるしな、私……。