「うつ病寸前」とか「急性ストレス障害」とか診断されて、それでも「モンゴルには帰国させない!」「甘えるな!」みたいな相撲協会の頑なな姿勢。

どう見てもいじめや。

「どうせまた仮病だろ?」ぐらいに思っているのかもしれない。でも一応医者が「うつ」だと診断している人に、「がんばれ!」と言うのって、一番やってはいけないことなんだけどねぇ。
精神が疲弊している人に向かって「精神力で乗り越えろ!」って言ってもしょうがないでしょう。

朝青龍にはこれまでも数々のトラブルがあって、「自業自得」の見方もあるのかもしれない。でも自殺大国の日本で、追いつめられている人をさらに追いつめることをこんなに公然とやっちゃっていいのかな。
安倍さんを追いつめるのとは訳が違うでしょ。

「精神論」とか「根性論」とか、「これぐらい耐えられない方がおかしい」とか……。いかにも日本的。さすが日本の国技。伝統を大切にしているのね。

もしこれが日本人横綱だったら、日本国内の「実家」には帰してもらえたんだろうかとか、色々思っちゃう。
どう見ても「おまえが犯人だ!」という容疑者にすら弁護の権利は与えられているのになぁ。

ああ、可哀想な朝青龍。