おとといの夜から、鈴虫が鳴き始めた。
もう1週間ぐらい前には成虫になっていたのだけど、大人になったからといってすぐ鳴くわけではないらしい。

小さい方の飼育ケースにはうまい具合に♂と♀が1匹ずつ入っていて、その♂が鳴き始めた。
最初は「何の音?」というような下手くそな鳴き声だったのだが、昨日の朝まで特訓を続け(?)、今朝などは実に美しい、気持ちのよい音になっていた。

家の中だからか何なのか、朝になっても8時ぐらいまでは鳴いている。夜は10時過ぎくらいから。
一生懸命♂が鳴いてるのに、♀は知らんぷりで餌食べてたりして。鈴虫界でも女の気を引くのはなかなか大変らしい(笑)。

もう一つ、10匹ぐらい入っている大きいケースの方は、成長のばらつきが激しく、大人になっているのが3匹ぐらいで、残りはまだ小さい。やはり強い者がよく餌にありついて、早く大きくなるのだろうか。
こちらの♂1匹も、今朝になって鳴き始めた。
先に鳴いていた方の声に触発されたのだろうか。



残念ながら音がうまく録れなくて、画像のみなのだけど、なんか、やはりいいなぁ、「虫の声」。
昔から愛でられてきたのがわかる。
特に卵から孵して育ててくると、一寸の虫にも五分の愛着(笑)。「おおっ!」と感動してずーっと見てしまう。

♀に無視されながらもずーっと鳴いている♂の気持ちを息子が代弁した。
「は〜い、ハニー。オレのこの声聞いてくれよ。かっこいいだろ? 君にはオレしかいないぜ」と言って鳴いているらしい(爆)
実際小さいケースの方は「オレしかいない」なんだが、なんでハニーやねん。
時々「は〜い、ベイビィ達」とか「イッツ・ショータイム!」とか言い出す謎の息子。悪いもん読み過ぎ?