親戚のおじさんが事故で亡くなった。
まだ信じられない。
お盆に会ったばかりなのに。

事件や事故で人が亡くなるのを、ニュースでは毎日当たり前のように目にしているけど、それが現実に自分の周りで起こると、やっぱりうろたえる。
そんなことが本当に身近に起こるんだ、と思う。

病気で闘病中、とかだと多少の覚悟はできる。
もちろんそれだって、実際に「その時」が来れば哀しいし辛いけれども、朝元気に家を出て行った人が、そのまま二度と帰ってこなくなる、というのは、やっぱりショックだ。
「親戚のおじさん」でもショックなんだから、夫や子どもや親兄弟だったらもうショックとかなんとかってレベルじゃないんだろうな……。

亡くなったおじさんが気の毒なのはもちろん、残されたおばさんのことを考えると本当にいたたまれない。

私は縁起の悪いことを考えるのがけっこう得意なので、自分で車を運転していても「次のカーブで死ぬかもしれない」とふと思ったりする。
夫や子どもが出かける時は、絶対に「行ってらっしゃい」を言わなければならないと思っている。もしかしたらそれが今生の別れになるかもしれないから。

うちの夫は時々知らない間に出ていったりするので、そーゆーのはやめてほしいなぁ、と思う。別に「行ってらっしゃい」を言ったからといって、万一のことが起こらないとは限らないし、それで辛さが軽減されるとも思えないけど、知らないうちに出て行ったまんまもう帰ってこなかった、っていうのはやっぱりすごく嫌だ。

今朝もふと気づくともういなかったので、慌てて玄関まで行って「行ってらっしゃい」と言った。

どんな相手であれ、別れたらもう二度と会えないかもしれない。