来月、親戚の結婚式に出席することになっている。
母の従兄弟の息子さん。
私から見ると、またいとこ?
叔父さんは早くに親を亡くし、母の家に引き取られていたこともあるので、母にとっては「従兄弟」というより「兄弟」に近い。
だから子どもの頃は、その「またいとこ」ともよく顔を会わしていたのだけど。
成人してからはたぶんまったく会っていない。
叔父さんとは会ってるんだけど、どんなふうになっているのだろう。

それはともかく、結婚式に出席するのも10年ぶりぐらいだ。
着ていく服がない。

10年前は妊娠中だったので、これまた着ていく服がなくて、お腹のゆったりしたワンピースをわざわざ買った。
それ以前、独身の時に着ていった服は、バブル華やかなりし頃の「肩パット」スーツで、捨てられなくて置いてあるものの、やはりちょっとどうかと思う(しかしそのうちの一つは入学式に着ていったな……。勇気あるぞ、私)。

留め袖は持っているけど、そこまでの間柄ではない……というか、純粋に着たくない。

しょうがないので、またしてもちょっとこましなワンピースを買った。

今度は履く靴がない。
あ〜、もう、ホントに。

私の足は指がめでたく末広がりになってて、パンプスが履けないのだ。スニーカーでも小指が当たって痛い、というほど幅広。
合う靴を探すのに、いつも苦労する。
普段、改まった格好をすることもないので、靴箱にパンプスはほとんどない。お葬式用の黒が一足と、これまた昔買って捨てられないものが一〜二足あるだけだ。

結婚式にブーツは駄目なのかな。
ブーツだったらあるんだけどな。

なんだか物入りである。
合法的に服や靴が買えるのは嬉しいけど、どうせならしょっちゅう着る服を新調したい気もする。

バッグはあれでいいだろうか?
髪型はどうしよう。
いい加減美容院に行った方がいいよなぁ。
(長いとくくっていればすむので、最近ほったらかし……)

ああ、物入りだ。