昨日、近所のお菓子屋さんにパンを買いに行ったら、店員のお姉さんに「このパンおいしいですか?」と話しかけられた。
「おいしいですよ! 大のお気に入りです!!」と答えたのだけれど、お姉さん、自分のお店のパン食べたことないの?(笑)。

そこはチェーンのお菓子屋さんで、メインはケーキとかおまんじゅうとかアイスクリーム。
ちょっとだけパンも売っている。
私はいつもケーキには目もくれず、パンばかり買っているのだ。
普通の食パンと、穀物ブレッドと、「スイートミルクブレッド」というのが売っていて、このスイートミルクが非常においしい。
息子がまだずっと小さくて、離乳食から普通の食事になった頃、ちょうど大きさも手頃で甘めでふわっとした生地で食べやすく、もちろん大人にもおいしくてファンになり、以来ずっと買い続けている。

パン屋のパンよりおいしい。

というか、意外にこーゆー「食パン系だが甘めのパン」というのが売っていないのだな。
デニッシュブレッドとも違うので。

ケーキ屋さんなので、パンはいつも少ししか並んでいない。
せっかく買いに行っても、ないこともある。
なのである時は、2斤まとめ買い。
昨日もそうだった。
そしたら、「おいしいですか?」と訊かれたのだ。
他にもそうやって、まとめ買いしていく人がいるらしい。
「今日はないの〜?」と言って帰る人とか。

「おいしいですよ! 甘くてやわらかくて、子どもが大好きなんです」と力説したら、お姉さん「うわ〜、食べたくなってきた。今度食べてみます」。
立場逆やん(笑)。

でもこーゆー会話、楽しいです。
なぜか幸せな気分になります。

何週間か前も、スイートミルクがなかったので普通の食パンを買った時、別のお姉さんが「クーポン持ってらっしゃいませんか?」と訊いてくれた。
既にクーポンは使い果たして持ってなかったのだが、お姉さんは「いつも買ってもらってるから」とクーポン価格でレジを打ってくれた。

別に、160円が130円になるぐらいの、金銭的な「得」としてはささやかなものだったのだけれど、その日一日気分が良かった。

人を幸せにするのはちょっとしたことで、私もそーゆーちょっとした幸せを振りまける人間でありたいと思う。