昨日午前中、とあるイベントでバームクーヘン作りを楽しみました。
朝、洗濯を干すのにベランダに出た時は意外に温かかったので薄着で行ったら寒い寒い。
どよーんと今にも雨の降り出しそうな空。
ぴゅーぴゅーと吹きつける冷たい風。
火のそばに行ってもちっともあったかくない。煙と灰が飛んでくるばかりで。

しかし、寒いのに群れ咲いているひまわり。
きれいだけど、なんか季節感が……。




バームクーヘンは、一年半ほど前にも同じ主催者のイベントで作りました。
その時は準備をする人も初めてだったので、なかなかふっくら分厚く焼けなかった。今回は少し慣れて、「今までで一番いい出来」だったらしい。




薪は、自分たちで割ります。
薪割りなんてめったにできないことなので、子どもにはとても面白いらしい。前回に引き続き、何度も斧を振りかぶる息子。
はたで見ているよそのお母さんが、「昔はなぁ、これをせんかったらご飯も炊かれへんし、お風呂にも入れんかったんやで。昔やったらあんたも毎日させられとったわ」と。

たまにやるから楽しいのであって、毎日やったら嫌やろな(笑)。

バームクーヘンと並行して芋煮が作られていて(これはガスで作っていた)、ちょうどそれが炊き上がって「お昼」というところで雨。
芋煮はふーふー熱いが、外はすごく寒い。
風邪ひきそうでした。

しかも私達は息子の茶道教室のため、早く帰らなければならず、結局バームクーヘンは食べられずじまい。
ああ、さびしい。
どんな仕上がりか、食べたかったぞ。

昼食時、バームクーヘンの薪では網を置いて鴨肉をバーベキューに。
この鴨ちゃん、雑草や害虫を食べてもらうために田んぼに放していたもの。
「わ〜、かわいい〜」と言って見ていた鴨ちゃんを、今度は「わ〜、おいしい〜」と食べていたわけです。
芋煮にも入っていた。

まぁ、本来「食べる」というのはそういうことでしょう。「他の生き物の命をいただいている」のです。
スーパーで切り売りされてる肉だって、ちゃんと生きてたんですから。
知らないところで知らない誰かが殺したものを食べるより、ずっと本来的。……その場で鴨を絞めたわけでもないですが……。