お待たせしました!
やっとジュリーの話です!!!
……って、誰も待ってない?(笑)

ジュリーのことは、もう書いたことがあるような気がしていた。でも調べてみたら、「ジュリーも太ってしまった」とか、ちょろっとおまけで出てくるだけで、ジュリーの歌について書いたことはなかったんだ。

なんでだろう。
好きだったのに。

ジュリーの全盛期、私は小学生だった。
だから、レコードを買ったりライブに行ったり、ということはできなかったけど、新曲が出たら一生懸命『ザ・ベストテン』やラジオで覚えていた。
昔は今みたいに歌詞の字幕が出なかったので、テープを何回も聴き直して自分で歌詞を書いて覚えたりしていたのだ。

『OH!ギャル』『カサブランカ・ダンディ』『酒場でDABADA』『サムライ』『恋のバッドチューニング』『ス・ト・リ・ッ・パ・ー』『麗人』などなど……。
これが全部歌える人、一緒にカラオケ行って盛り上がりましょう(笑)。
もちろん私は全部歌えます(爆)。

小学生の時にはレコードなんか買えなかったが、後に中古でベスト盤『ロイヤル・ストレート・フラッシュ3』を買った。(今はCDになってるが、私が持っているのはLP)↓
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『アリフ・ライラ・ウィ・ライラ』の時は、シングルレコードを買ってしまった。
もうジュリーに以前の勢いはなかったけど、あの曲好きだった。ジュリー自身の作詞作曲。
千夜一夜物語をモチーフにしたファンタジックな名曲。
こーゆー歌ってなかなか誰も歌ってくれないんだよな、と思ったものだった。

そう、ジュリーの歌はどれも、ファンタジックだった。
全盛期の曲の詞は阿久悠さんの手になるものが多いけれど、ありえない気障さが超かっこよくて、ドラマティック大好きな私にはたまらない。

昔から嘘八百なのが好きだったんだなぁ、私。

そんな嘘八百な世界を歌って、ジュリーはぴたりとはまっていた。ジュリー以外の誰が、「♪片手にピストル、心に花束、唇に火の酒、背中に人生を〜♪」などと歌えるだろうか。
陳腐なだけだろう。

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↑これは『ロイヤルストレートフラッシュ2』。
小さくて見にくいが、こーゆー格好をして様になる日本人というのもそうはいないでしょう。

カラーコンタクトを入れたり、毎回衣装も派手で楽しかった。
Gacktさんが『RETURNER』をMステで歌った時、「一人だけ宝塚だ」と思ったが、隣に『麗人』のジュリーがいてくれたら「眼帯の侍」Gacktさんも浮かなかっただろう。
(『ザ・ベストテン』にあれで出たらきっと黒柳徹子さんが「まぁ素敵!」と喜んでくれただろうに。時代が違って残念)

『麗人』の時、ジュリーはチャイナドレス風の衣装で三つ編みの付け毛をして、とても麗しかった。
阿久悠作詞、ジュリー作曲のこの曲は私の一番のお気に入り。
こーゆー愛され方をされてみたいと思っていた(笑)。
(どーゆー歌詞か知りたい方はこちら
等身大の日常的な歌なんて、くそくらえだ。
どうせなら思いきり夢を見たい。
ありえないほど甘美な極上の夢を見せてくれるのが、スターというものでしょう?

今、ジュリーがどんな歌を歌っているのか全然知らないのだけど、さっき配信サイトで視聴してみたら、あの声は健在だった。
すぐにジュリーだとわかる、あの声。
いいよね〜。
ジュリーってやっぱ歌うまいし。

そうかと思うとドリフと一緒にコントをやったり、『どれみふぁどん』ではエロ代官のアテレコをしたりしていた。
そーゆーところも好きだった。

来年は還暦だそうだ。
うわ〜、そうなのかぁ。

時は流れても、いい曲はいいのよね、と『ロイヤルストレートフラッシュ3』を聞きながら思う。