びっくりした。
というか、わけがわからん。

結婚式がらみでバタバタしていたので、ここ数日ちゃんとニュースや新聞を見ていなかった。
安倍さんの自爆に引き続き、小沢さんも自滅するのか?という感じ。
せっかく参院選に勝って、安倍さんを引きずり下ろしたのに、なぜ党首会談ぐらいで辞めるんだろう、という気がするのだけど、それが永田町の論理ってやつ?

安倍さんのままだったら対決姿勢で押せ押せだったのに、福田さんになっちゃって戦法が難しくなってしまった、ということはわかる。
連立政権はともかく、外交に関する部分では党利党略でなく、きっちり協議して進めるべきだ、というのも「まぁそうだろうなぁ」と思う。

小沢さんにはこれまでの「来歴」があるし、民主党は寄せ集めで自民党ほど確固とした党でないし、そもそも小沢さんを代表にしなければいけなかった時点で、「民主党って一体?」という感じもあった。

小沢さん辞めたら次の人、いなさそうだもんな。
小沢さん自身、きっと「おまえら、俺がいなくて選挙に勝てるのかよ」って思って拗ねて辞めたのかもしれない。
「俺のやり方がまずいってんなら、おまえらでやってみりゃあいいじゃん!」みたいな……。

まぁ、知りませんけどね、実情は。
知りませんけど、これで民主党が瓦解して、「結局政権を任せられるのは自民党しかないってことなんですよ、はっはっはっ」ってことになったら、まったく何だったんだ、ですよねぇ。

今朝塩野七生さんの『銀色のフィレンツェ』を読んでたら、こんなセリフが出てきた。
「わたしは、ヴェネツィア人が好きなんですよ。ワルだが、話はわかる。それに比べてフィレンツェの人間は、まっとうであるのが好きなだけに偏屈なところがあって困る。まっとうであろうとする人間ほどつきあいづらくなるのは、どうしてですかねえ」

ヴェネツィア人が自民党、フィレンツェ人が民主党ってわけでもないですけど……。