昨日本屋に寄ったらば。
佐々木淳子さんの名作『ダークグリーン』の続編なるものが発売されていた。

その名も『ディープグリーン』!!!

おおっ。
思わずレジに持って行きそうになっちゃった。
でも踏みとどまった。
だって私、『ダークグリーン』の最後、読んでないんだもん。

中学の時、友達に佐々木淳子ファンがいて、その子に『ブレーメン5』や『那由他』と一緒に『ダークグリーン』も借りていたんだけど、別の高校に進んだので、最後が借りられなかった。
すごくいいとこで終わってたような気がする。
「続きがずっと気になってるマンガ」の一つだったの、『ダークグリーン』。

ある時大勢の人間が「R-ドリーム」という同じ夢を見るようになって、その夢の中では謎の「ゼル」という悪夢が人間を襲っている。そして夢の中で死ぬと、本当に現実でも死んでしまうのだ。
夢の中で一緒に戦う人間達は、みんな現実世界に「実体」を持っているはずなのに、一人リュオンという少年だけは現実世界には存在しない、夢の中だけの人間のようで、彼の秘密と「ゼル」の秘密はつながっているのか、いよいよ「ゼル」との決戦間近……というところで、私は終わってしまった。

うぉー、どうなったのぉ、あれから。


『ダークグリーン』、今売ってないんだよね。
在庫切れ。
中古で探すしかありません。
すごく読みたくなった。
もちろん今回の『ディープグリーン』も読んでみたい。
実はこの『ディープグリーン』、『MiChao』というWebサイトで連載されているそうです。
登録さえすれば無料で読めるらしい。
ええええええっっっ、そんな。
登録してしまうやん、どないしょ。

でもやっぱり私は紙で読む方がいいな。
まず中古で『ダークグリーン』を手に入れて……。

確か『ダークグリーン』に併録されていた『霧で始まる日』という作品もすごく印象に残ってる。
ある時、なぜか「カレンダーが前に進まなくなる」。
同じ日がずっと繰り返されるようになって、いつまで経っても「明日」にならない。
記憶は何日分もちゃんと溜まっていくみたいで、ちょっと細かいところは忘れてしまったんだけど、同じ毎日の繰り返しで、違う行動をしようとしてもできない、みたいな。

で、最終的に主人公の男の子が「明日への壁」をぶち破って「閉じられた一日」から脱出するんだけど、そこには「何事もないまま普通に明日を迎えていた自分」というのがいて、せっかく「明日」になったのにそこには居場所がなかった……というようなお話だった。

佐々木さんって、絵はすごく可愛くて少女漫画なのに、内容はとってもディープにSFなのよねぇ。
ああ、読みたいぞ、『ダークグリーン』。