『ダークグリーン』の舞台は特殊な夢世界「R-ドリーム」なわけですが。

もちろん私はR-ドリームを見たことがありません。
R-ドリームで死んだら現実にも死んじゃうのでおっかないけど、でも「みんなが同じ夢を見ている」って面白いし、いっぺん夢世界で戦士としてリュオンやホクトと一緒に暴れてみたいよな〜、と思います。
夢だから、「美青年剣士」にもなれるし。
うん、絶対美青年がいいな。
きれいなお兄さんになって夢の中で大活躍したい(笑)。

私はわりと変な夢をよく見る方だ……と自分では思っているんだけど、他の人の夢を見たことがないので本当のところはわかりません。
最近はよく眠っているのか、単に年とって覚えていられなくなっただけなのか、「面白い夢」を見ることが少なくなってきて、残念な限りです。
想像力の枯渇かしら……。

今朝見た夢は、小学校の時の担任の先生と、当時好きだった男の子K君が出てきて、K君の子どもは3歳になった、とかテキトーなことを言ってました。K君がどこに住んでいるのかなんて知らないし、結婚してるかどうかも子どもがいるかどうかもまったく知らないのに。
そうかと思うとなぜかいきなり場面が変わって、かの竹下首相の孫だというDAIGOくんとデートしたりしてました。
別に、タイプじゃないのになぜ?
きっと昨日IQサプリに出てたからね……。

子どもの頃は怖い夢もよく見てて、「目が覚めると隣で寝ている母親が白骨死体になっていた」というのがかなりリアルで怖かったです。
でも夢の中で私、泣いてないのよね。
呆然としながらもその状況を受け入れて、じっとその白骨を眺めていたりするのよ。
どこかで夢だとわかっていたのかもしれないけど、目覚めてちゃんと生きている母親を見た時にも、「でもこの人もいずれは死んじゃうんだ……」と思ったりして。

子どもの頃、「みんな死ぬ。自分も死んでしまう」ということにものすごくこだわっていたこともあるし、「お母さんは私を見捨ててどこかへ行ってしまうかもしれない」という恐怖がかなりあって、それで「白骨」だったのかな、と。

起きたら母親がどこにもいなくて、きっと買い物にでも行ったんだろうと思いながら、帰ってくるまで「もしかしたら二度と帰ってこないかもしれない。捨てられたのかもしれない」と思ってドキドキしていたことを覚えてます。
怖かったのよ、子どもの頃、お母さん。
だから「見捨てられるかもしれない」という恐怖があったの。

ともあれ夢の話。

なぜか横になった姿勢のまま30センチぐらい宙に浮いて、すーっと階段を下りていく夢。
私は二階で寝ていたんだけど、その「寝た体勢」のまま布団から浮き上がって部屋を抜け、階段を下りていくの。
「飛んでる」と言うより、金縛りで動けないまま自分の意志とは無関係に体がどこかへ連れていかれるという感じで、「すーっと宙に浮いてる」のは面白いんだけど、印象としては「なんか怖い夢」。
見える景色がちゃんと自分の家の寝室で、すべっていく階段も現実の階段とそっくり同じだから、幽体離脱しているような感覚だった。
……ほんとにしてたりして……。

一番怖かったのは熱のある時とか、体調の悪い時に何度か見た、「モノクロ」でシュールな点描世界の夢。
ブランコをこいでいるとそのブランコの支柱や何かがぐいーんと天を目指して伸びていき、地面からはモノクロ点描の蝶がおびただしい数飛び立っていき、ちょっと文章ではどう説明していいかわからない、三半規管がおかしくなるような、すごく気持ち悪い世界になる。
音はないのに、点描の支柱はどんどん伸びて、世界が万華鏡みたいで、しかも重力は感じるんだよね。自分自身が支柱になってる感じで、ぐわんと引っぱられて伸びていくような。

大きくなったら見なくなった。
熱も出なくなったし。

小学校の時に見た夢でもう一つ覚えてるのが、「戦時中が舞台の昼メロみたいな夢」。
第二次世界大戦なのか、それとも別の「戦時中」なのかはわかんないけど、同じクラスのS君が「いいとこのお坊ちゃん」で兵隊さんで、私は庶民で、二人で「戦争」や「身分の差」といった困難を乗り越えて大恋愛ドラマを繰り広げるという……。

なんで小学生でそんな夢を(笑)。
しかも私が好きだったのはK君なのに、なぜS君!?
今思い出すとS君の方が軍服は似合うかもしれないけど。

私はその夢を見た後、それをマンガにしようと思って落書き帳にキャラクター設定やあらすじをメモしたのでした。
だから未だに忘れずにいるのだけど。

面白い夢、もっともっと見たいです。