昨日記事にした『いちばんさいしょの算数』。
Amazonで日曜に注文したら、月曜にもう届いた。早っ! 別に「お急ぎ便」とかにはしなかったのに。
まぁ、注文してすぐ手に入るのはありがたいんだけど、でも日曜だというのに倉庫でこき使われているであろう人々や、夜通しトラックを走らせる運転手さん達に申し訳ないな、とちょっと思う。

「通販で物を買うのはやめろ」と、よく夫に怒られます。
いちいち段ボールだし、輸送費かかるし、やっぱり環境に良くない。そりゃ、お店で買ってもお店に運ぶのに輸送費はかかってるんだろうけど、やっぱり個別に頼むとそれだけ燃料がかかって、二酸化炭素排出しまくりになるでしょう。
ガソリンの値段がこんなに上がって、きっとますます「トラックの運転手さん」の労働環境は厳しくなっているよねぇ。
Amazonの場合1500円以上注文すれば送料無料だけど、いくら大口顧客とはいえ、運送屋さんにとってはやっぱり赤字なんじゃないのかしら。
普通に宅急便送ったら小さいサイズでも700円とか800円とかするのが、「ただ」なんだもんなぁ。

他のコストが下げられない中、きっと「人」にしわ寄せが行ってるよね……。

ああ、でもやめられない通販。
特に書籍はなぁ。
しょうがないよ、売ってないんだから。

『いちばんさいしょの算数』、ちゃんと書店に見に行ったんだよ。出たばっかりの新刊だし、そんな希少な単行本じゃなく新書だから、いくらなんでもあるだろうと思って。
そしたらなかった。
え〜っ、なんで〜〜〜〜〜。

田舎だから、書店の規模が知れてるわけです。
私が見に行った書店も、書店の部分よりレンタルショップの部分の方が広いし。
もう1カ所、別の書店に行けばもしかしたらあったのかもしれないけど、行ってまたなかったら骨折り損だし。

滋賀県って、図書館が充実してて、貸し出し冊数も多いらしくて、賞をもらった図書館とかもあるんだけど、それって絶対、大きい書店がないからだと思う。
本屋では本に出会えないわけで、同じ注文するなら図書館でリクエストして入れてもらった方が自分の懐も痛まない。
そもそも「どういう本が出ているか」という情報を仕入れるのって、ネット以前には難しかったものね。
「これから出る本」とかいう冊子もあったけど。

今回岩波文庫版の『罪と罰』も一緒に頼んだんだけど、岩波文庫も、ないよね、小さい書店には。
あれは、やっぱり売れないから?(笑)
岩波新書や岩波少年文庫とかはちょこちょこっと置いてあるけど、あの岩波文庫の独特の背表紙は、近所では見かけません。
届いた『罪と罰』を手にとって、「ああ、これこれ!」と思ってなんか懐かしくすら思ってしまった。
懐かしいたって、実のところ私も岩波文庫は数えるほどしか持ってないんだけど。『赤と黒』と『オリヴァ・ツイスト』と『ルバイヤート』ぐらいかな。
持ってないんだけど、懐かしい(笑)。
岩波文庫が並んでる棚って、大学生協の本屋と、昔住んでた池田の図書館の文庫の棚。決して「よく読んでた」わけじゃないんだけど、昔は今ほど「なんとか文庫」というのがなかったし、岩波文庫って「The教養!」みたいな感じが(爆)。
タイトルだけを追っても賢くなったような気がする(笑)。
同じ理由で現代教養文庫の棚を見るのも好きだったんだけど……あれはもう版元が潰れてしまったんだよね。残念。

話がずれました。

本屋には本がない。
だからついネットで注文してしまう。
本屋で注文すれば輸送コスト等の節約になるのかもしれないけど、ネットの方が楽ちんなんだもん。ごめんなさい。

「本屋で受け取る」タイプの「e-hon」も利用しているけど、これも注文単位で包装されているので、包材は無駄。
「本屋で受け取る」のメリットは、なんといっても図書カードが使えること。
Amazonでは使えない。

うちの息子の本好きは有名なので、家族や親戚が誕生日プレゼントやお年玉としてよく図書カードをくれるんだけど、「児童書」っていうのがまた、本屋にない!
絵本とか図鑑はまだ、数があるけど、「物語」系はもう壊滅的。たまに都会の大きい本屋に行って児童書コーナーが充実していると感動します。
この間神戸に行った時も、三宮のダイエーに入っているジュンク堂で感動してました。どこでも書店に入る我が家(笑)。
その時『名探偵コナンの推理ファイル 日本史の謎』というのの1巻を買って、続きを近所で買おうと思ったらやっぱりなくて、「e-hon」で注文。

子どもの本って、まぁそうは売れないんだろうけどねぇ。
うちみたいによく読む子どもでも、よく読むからって片っ端から本買ってたらお金も置き場も大変だし、「図書館で済まそう」になっちゃうもの。

本の通販はやめられない。
だから、その、注文して翌日に届く、なんてことまではしていただかなくてけっこうですし、書店受け取りの場合は包装も別になくていいですし……送料、送料は……やっぱり、ただだと嬉しいけど、あの、えっと……すいません……。