毎年『ポケモン』の映画では、「劇場でシェイミをプレゼント!」とかいって、DSソフトにポケモンをくれるのだけど。
今年の対象ソフトは『ポケモンダイヤモンド』か『パール』のみ。

うちの息子が持っているのは、『ポケモン』は『ポケモン』でも「不思議のダンジョン」と「ポケモンレンジャーバトナージ」なので、せっかく劇場に行っても何ももらえない。前売り券についている「レジギガス引換券」も無用の長物。

ああ、どうしてそういうケチケチしたことをするんだ。『ポケモン』ってつくソフトなら選り好みしないでどれにでもプレゼントしてくれればいいのに。

まぁねぇ、ソフトが違えばプログラムをいくつも用意しなければならなくなるっていう事情はわかるけど。


何にももらえない可哀相な息子のために調べてみると、「ポケモンレンジャーバトナージ」の方は、Wi-Fiコネクションで「シェイミのミッション」が公開されていた。

サンタさんにDSをプレゼントしてもらって7か月、Wi-Fi接続なんか試してもいなかった。説明書を見ると、無線LANルーター導入済みの我が家の場合、すぐに接続できるとのこと。「AOSSボタンでらくらく接続」……のはずだったんだけど。
全然つながらない!
もう一度しっかり説明書を読むと、「DSでは暗号化はWEP方式しか対応してません」とある。うちのルーターは、別の暗号化方式になっていた。

なのでWEPに変更し、WEPキーとやらをきちんと入力してみたのに。

やっぱりつながらない

なぜじゃ。どうしてじゃ。何が悪いんじゃ~。

AOSSは諦めて、「アクセスポイントを検索」でやってみると、ちゃんとネットワーク自体は検索される。電波状態を示す棒もしっかり3本立って、今にも繋がりそうなのに。
「テスト接続」すると棒が0本になり、「接続できませんでした」になってしまう。
その時のエラーコードがまた、「特定できない原因により、接続できません」。

特定できない原因って何よ……。
実はこれ、映画を見る前の日に一度やって、何回やってもダメだったので一旦諦めたのだが。

映画のシェイミの可愛さにやられ、なんとしても「シェイミのミッションを!」と私の方が意地になり、再度挑戦。やっぱり繋がらないのでニンテンドーサイトの「トラブルシューティング」をチェックしてみると……。
「○○を確認しましたか」「次へ」ということをくり返して辿り着いた最後のページ。

「無線モードは11bか11g/bにしてください」

あ?

11bとか11gとかいうのは無線通信の規格で、確かgの方が通信速度が速いとかなんとか。
……ルーターの設定、11gになってたよ……。

選択タブをクリックすると「11b-Wi-Fi」って。
そうか、「Wi-Fi」って、「b」規格のことを指す言葉でもあるのか。
早よ言うてくれよ!

「b」に設定変更したら、あっさり繋がって、「シェイミのミッション」も「ディアルガ」のも「パルキア」のもあっという間にダウンロード完了。
そして息子、1時間もせずに3つともクリア。

……もうちょっと遊んでぇな。繋ぐだけでめっちゃ時間かかったのに……。

しかも暗号化方式を変えたから、ノートパソコン3台(夫、義妹、義母のもの。もう1台義父のがあるが、それはネットに繋いでいない)の設定も変えなきゃいけなかった。

お手間入りだったのよぉ。わかってる、息子?