昨日、あっけなく安馬に後ろを向かされ、4敗目を喫した朝青龍。

今日から休場

先場所に引き続き、ですね。
本当に肘が悪いのか、横綱が負け越すと格好がつかないから休むのか、どっちかわかりませんけれど。

昨日はいつもの、「まわしを叩いての気合い入れ」がなく、実況アナに「どうしたんでしょう、今日は気合いを入れませんでしたよ!」と突っ込まれてました。
確かに、「あれっ」と思いましたけどね。

こっちもあれ見て「よっしゃ、行け!」と気合いが入りますから。(もっとも昨日は安馬戦だったので、「どっちも頑張れ」という気分だったけど)

まぁ、8日目終わって3敗。優勝争いからは脱落してしまって、心を奮い立たせるのが難しいということはあるでしょう。

今場所は「手つき」の徹底で、立ち会いのスピードが身上である朝青龍は苦労していましたし。
「何回やり直すねん!」っていう取り組みもありますもんね。

朝青龍VS稀勢の里戦で朝青龍が手をつかなかったのを見逃したってことで、審判の貴乃花親方が注意を受けたりもしてます。

「厳しくやっていくんだ!」という新理事長の心意気はわかるけど、あまり何回もやり直すのは見苦しい。


新理事長の初日の挨拶は、北の湖よりずっと良かったけれど。

朝青龍は、「立ち会い」だけでなく全体的にスピード、「切れ」がなく、これまた彼の命綱である「反射神経」もかなり鈍っているようで……。

来場所戻ってくるには、大変な努力が必要ではないかと。

横綱になって6年目。
「横綱がまた大関以下に落ちる」という制度がない以上、勝ち越せなくなれば引退するよりほかはない。

引退しても、故国モンゴルへ帰れば英雄なんだろうし、色々事業もやってて、困ることは何もないんだろうけどね。
であればこそ、「土俵への執着」「闘争心」というものも落ちてきてるんだろうな。日本人はどうも、朝青龍を早く辞めさせたがってるみたいだし[E:dash]

でも、「このままでは終われない!」と思ってほしいなぁ。

なんだかんだ言っても、「一人横綱」としてここ数年相撲界を引っぱってきたのは朝青龍なんだもの。朝青龍がいなかったら、「横綱」不在で場所を開かなきゃいけなかったかもしれないんだよ。

「年間完全制覇」とか、数々の記録も、「他が弱すぎたから」と言われたりもする。でも彼が強かったのは本当だ。

こんなふうに、なし崩しに「引退」っていうのは、嫌だなぁ。
そりゃ、「勝てる」んだったら「引退」する必要がないのは事実だけど、でも、ねぇ……。


しょうがないから、今場所は安馬に優勝してもらおうと思ってる私ではあるんですけど(笑)、朝青龍にもこのままでは終わってほしくないです