水曜の『SONGS』のビデオをやっと今朝見ました。

ジュリー、第二夜!

良かったぁ。もう、泣きましたよ。ほんま。

今回は前半が加瀬邦彦さん、後半が元タイガースメンバーの岸部一徳さんと森本太郎さんを迎えての構成。

最後の曲、『LONG GOODBYE』は一番、二番の詞を岸部さん、それを受けて三番をジュリーが書き、森本さんが曲をつけた作品でした。
タイガース解散時の思い出と、あるメンバーへの思い。
岸部さんが当時のエピソードと、詞に込めた思いを語ってくれた後、ジュリーが歌い上げてくれたんだけど。

なんか、別にタイガースとは何の関係もない人間なのに、すごい胸に迫っちゃって、涙出てきちゃった。
念のため言っておきますけど(笑)、私が物心ついた時はもうタイガースは解散してて、ジュリーはソロだったんで、タイガースのことは「お噂はかねがね」程度にしか知らないんですよ。

知らないんだけど。

でも、青春の時を一緒に過ごした仲間と道を分かって、ずっと会っていなくて、当時のことを思い出し、また、今どうしているだろうと思いやり、「自分はちゃんとした大人になれたかな」って思うっていうのは、何も彼らだけの特殊な感慨じゃない、十分に身に覚えのあることで。

自分のことのように聴けてしまった。

タイガースの解散からは37年。
私が友達と『TOKIO』だの『カサブランカ・ダンディ』だのを歌っていた頃からも、もう30年が過ぎた。
あの頃の友達って、ほとんどもう繋がりがなくって、みんなどんな大人になってるのかな、って思う。

ずっと子どもでいたかったし、全然「大人」になんかなってないと思うんだけど、でも、それでも、時が過ぎて、「大人」になってしまったんだなって。


ジュリーと森本さんと岸部さんの3人は40年来の「友」で、ジュリーがずっと歌ってくれていて、それを見ると自分もがんばらなきゃと思う、というようなことを岸部さんが言ってらした。

そーゆーの、いいなぁ、って思うし、ただのファンにしかすぎない(それも、コアなファンというのでは全然ない)私も、ジュリーがずっと歌っててくれるのがとても嬉しい。

自分も歳を取って、彼も歳を取って、でもOK!っていうのかな。

歳は取りたくないと思うけど、こればっかりはどうしようもない。昔の方が良かったとつい思いたくなったり、嘆きたくなることも多いけれど、でも、全部込みで、「今の自分だってOKだ」と言ってもらってるような。

無理に若作りしてがんばるというのでもなく(笑)、だからって自分から老け込むのでもなく。

子どもの頃に好きだった人が、歳を重ねてもちゃんと素敵でいてくれるっていうのは、自分が歳を重ねていく上で、ほんと心強いっていうか。

ありがたい。


3曲目の『海に向けて』はジュリーの詞、加瀬邦彦さんの曲だった。

どこかで聞いたことがあると思える耳なじみのいい優しいメロディーに、これまたじーんとくる歌詞。
「海に向けて遺灰を投げる」って歌だったの。

君が死んだら、ぼくが君を海に舞わせて、ぼくが死んだら、君がぼくを海に舞わせてくれ、っていう歌。

そして最後に、「すぐにあえる きっと」。

これもいい歌だったなぁ。


昔の歌は『時のすぎゆくままに』『危険なふたり』『君だけに愛を』の3曲。

「年上の人 美しすぎる~♪」とか、言われてみたいよねぇ(笑)。

「君だけに愛を」はタイガース時代の曲だけれども、「君だけに 君だけに」とジュリーに歌われて、ファンはみんな「私のために歌ってくれてる」と思って聞いてたんでしょうね。

当時の熱狂的な光景を想像しながら聞いてました。


ホントに素敵な30分でした。

第一夜もまだ再放送があります!
見逃したという方は是非、再放送をチェックです!!!
そして「ジュリー祭り」大阪公演は明日チケット発売!!!

ぎゃぼー、行きたーい!
でも行けなーい!
しょうがない、カラオケで「勝手にジュリー祭り」しよ(笑)。


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