いやぁ、もう、ホントに呆れたというか笑っちゃったというか。

定額給付金問題、迷走の末やっとまとまったというからどんな案になったのかと思えば、「所得制限については市町村に任せる」

そういうオチか、って感じ。

それで「地方分権なんだからいいんじゃないの」とか言う首相。

……最初から「地方に裁量を委ねる」って言ってたんならまだしも、「決められなくて迷走してた」をみんな知ってて、「もう自分達で決めるのは無理だから丸投げしました」っていうのがバレバレなのに……。

すごいなぁ。

もう、そんなんだったらやめればいいのに。

市町村もいいメーワクじゃん。

それでなくても忙しい年度末にそんなよけいな事務がどーんと増えちゃって。

給付される「2兆円」だけでなく、その事務経費もかなりな額になるはずでしょ。

それでたいした経済効果もなくてさ。

政府の無能をさらしただけで。

もともとこの給付金、「選挙対策」だったと言われてるけど、「これをすれば有権者は喜ぶ、票がもらえる」って思うこと自体がずれてるよね。

自民党は何万円くれた、だから自民党に投票しよう、って、そんなこと思う人いるのかな。

むしろ、「これぐらいしか“対策”としてできることがないのか」と、よけい失望するんじゃないかな。「迷走」してしまった今となってはなおさら。

問題はそーゆー目先のことじゃないって、有権者の方がよくわかってるよ。

この先、おそらくもう景気はそんなにもよくならなくて、「今まで」のような生き方はきっとできなくなる。

「今まで」とは違って貧乏になるかもしれないけど、それでも医療や福祉の面はきちっとフォローするし、失業してもセーフティネットの整備で「見捨てられる人」が出ないようにしますよ、っていう、そーゆー「未来への安心感」「希望」ってものが欲しいのに。

なんかますます、「やっぱり国なんかあてにならない。とにかく貯金しておかなきゃ」って気分になるよね、この政府の迷走ぶり見てると。