今夜のBS2『蔵出し劇場ビッグショー』はジュリーである。

この『蔵出し劇場』というのは、その名の通り、昔放送されたNHKの番組をまるごと再放送していて、テレビ欄を見ていると時々「あ、見てみようかな」と思うものがあるのだが、今夜はジュリーなのだった。

1978年放送分で、曲目は『サムライ』とか『ダーリング』とか。

♪片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を~~~♪

こんな歌、ジュリー以外に誰が歌えんねん、という歌が『サムライ』であった。

ってゆーか、こんな詞を書いてしまう阿久悠さんのセンスに改めて感動してしまう。

この後「♪ありがとうジェニー♪」と続いて、「なんでジェニーなんだろう。誰やねん、ジェニーって」と子ども心につっこんでいたものだ。

1978年、ジュリーは30歳。『TOKIO』はまだ世に出ていないが、ジュリー絶頂期であることは間違いない。

これは是非とも録画しなければ。

ちなみに1978年は昭和53年で、『ザ・ベストテン』が始まった年だそうだ。12月に大平内閣が発足している。成田空港が開港して、この年の大相撲ではあの北の湖前理事長が九州場所以外の5場所を制している。だからなんだと言われても困るが、「もう戦後ではなくなった」日本が気がつけばすっかり豊かになっちゃってたな、というような時代だったんじゃなかろうか。


そして今週の金曜日(21日)には、同じくBS2で『沢田研二スペシャル~名シーンで綴るジュリーの軌跡~』という番組が放送される。

たった45分しかないけど。

この間の『SONGS』が評判良かったから、もっとジュリーを放送しようってことになったのかな。

『還暦ジュリー祭り』も近づいてきたことだし。

こちらも忘れずに録画しなければ(笑)。


ところで来週の『蔵出しビッグショー』は桜田淳子。

これも心惹かれる。

『リップスティック』や『しあわせ芝居』、好きだったなぁ。♪来て来て来て来て~サンタモニカ~♪はよく真似したものだった。

ビブラートのきいた、鼻にかかった声。

これと、田中角栄の「まぁそのぉ」というのが、当時の私の物真似の十八番だったんである(どーゆー小学生だろうか)。

懐かしい。