名作『ダークグリーン』の続編、『ディープグリーン』の第2巻が発売になりました。

わ~、ぱちぱち。

(『ダークグリーン』についての詳しいお話はこちら。『ディープグリーン』1巻についてはこちらをどうぞ。)

Webで展開されているコミックで、ケータイでも読めるそうですけど、私はやっぱりマンガも小説も「紙の本」で読みたい古い人間なので、2巻が出るのを心待ちにしていました。

なんてったって、ホクトが出るんだもんね。

やっぱり、『ダークグリーン』の読者としては、リュオンだけでなく、ホクトにも出てほしい。ヒロイン・舞ちゃんだけではさびしいというか、「女の子はつまらん」というか(笑)。

1巻はほんとの「序章」で「まだ海のものとも山のものともわからない」感じでしたが、2巻に入って面白くなってきました。やっとお話が動き出した感じ。

まぁ、でも、まだまだ本格的には動いてなくて、入り口をうろうろしている印象が強いんですけどね。

人類への警告の夢「R-ドリーム」がポイントであるだけに、夢の中で戦ったり、「ここはどこぉ」みたいにさまよってるシーンが多くて、ストーリーはあんまり進んでないような。

「黒髪の騎士」も登場しましたけどね。うぷぷ。

私としては、舞ちゃんのお兄ちゃんでホクトとも繋がりのあった岳くんにもっともっと活躍してほしいところです。

この作品、『ダークグリーン』での警告を無視したために、いよいよ人類の滅亡が近づいている、という設定だと思うのですよね。

それをリュオンや舞ちゃんが止められるのかどうか、という展開になると思うんですけど、今回リュオンが黒髪の騎士に怒鳴られるところがあって。

ネタバレになるのであまり詳しく書きませんが、「えっ、リュオンくんに怒るのは筋違いでしょ!」って思った。

だってリュオンはもともと好きで戦ってたわけじゃないし、「R-ドリーム」の警告を無視して再び危機を招き入れたのは他でもない、現実を生きる普通の人間達の方なんだから。

人間って、自分の都合のいいことしか見ないから、人間のために戦ってくれている戦士に向かって、「おまえがいるから敵が襲ってくるんだよ」とか平気で言っちゃうんだな。

懐かしの『ザンボット3』とか、『キャシャーン』だって人間に石投げられてたもんね。

おめぇら、さっさと滅亡しやがれ、もう金輪際助けてなんかやらねぇぞっ!

とヒーロー達は言いたいであろう。

……次巻はあのバロー博士も出て来るということで、うーん、楽しみ♪ ぜひミュロウにも復活してほしいところだ。