マンガ・アニメ
予想以上に面白かった『ザブングル』
アニマックスで毎日放送されている『ザブングル』。(関連記事はこちら)
もう来週で最終回になるんですけど。
私はまだまだ途中です。全然見られへん(>_<)
めっちゃビデオたまってるわ。どないしょ。
でも。
すごい面白い、『ザブングル』。
なんか、意外だった。
昔、中学生の時に見た時は、最初の方はよくわかんなかったんだよね。あんまり面白いと思えなくて。
途中からは目が離せなくなって、不細工なジロンがすごいかっこよく見えてきて(笑)、「おおっ!」って感じだったんだけど。
今、あらためて第1話から見直したら、最初からちゃんと面白かった。
まぁ、もう筋はあらかた知ってて、設定も頭に入ってるから、「わかりやすくなってる」のは当たり前なんだけど。「ここはこーゆー意味か」「これはあれの伏線だな」みたいに見られるからね。
でも、それ以上に、「3日の掟」を破るジロンと、そのジロンを「バカじゃない?」って思う周囲の関係とかが、すごく面白い。
『ザブングル』の世界には、「盗みや殺人を犯しても、3日逃げのびれば無罪放免」っていう掟があるのね。
犯罪に限らず、どんなことも「3日経ったら忘れて当然」という。
親を殺されたジロンは、3日どころか1週間も「親の仇」を追いかけてて、みんなに笑われる。
笑われて、ジロンは「親を殺されたんだぞ! 許せるわけないじゃないか!」って言うんだけど。
私たちの感覚だと、ジロンの方が普通でまとも。でも『ザブングル』の世界では、それは異常なんだ。
そーかぁ。そーゆーのって、環境とか刷り込みで、変わっちゃうものなんだ。
ジロンの「親の仇」に対する執着や、「俺がそう決めた! 俺が実行する!」みたいな強い意志が、「人類(シビリアン)の進化」を意味するととらえられて、「これで地球は人類に任せてもいい」というふうになる。
あるルールがあって、それに従っているだけの人間と、「おかしい」と思ったらとことん闘える人間。
自分でルールを作って、それを実行できる人間。
ああ、「自由な人間」っていうのはこーゆーのを言うのかな、と思ったりする。
あと、「地球を任せるに足る人類を作り出す」ことを使命とするイノセントが、実際に「進化」に直面して、「そうなったら自分達の存在意義がなくなる。既得権が奪われる」として、ジロン達を排除しようとするところなんか、実に「わかる」というか、「あるよなぁ」っていうか。
後半、「ソルト」という組織と、個人プレーのジロンとの対立も面白いし。
理論的にはかっちょいいこと言ってても実行力のない「組織」のリーダーと、「一人でもやる!難しいことは関係ない!!」で実行力ありまくりのジロン。
どっちが男として「上」なのか?
体制を覆すのに必要なのはどっちなのか??
このへん、やっぱ富野さんはうまいよなぁ。
んで。
来月から、今度は『ダンバイン』の放送が始まるらしい。
また、月曜から金曜まで毎日の放送だ。
もう、毎日はやめてよ~~~~~。ビデオ見るのおっつかないんだってばぁ~~~~~~~~。
『ダンバイン』も、昔見た時はわかったようなわかんないような……だったので。
今見たら、「ああ、こーゆーことかっ!」っていう発見ができる気がする。
まだまだビデオの消化に追われる日々が続くな……。
0 Comments
コメントを投稿