ホント、すっかりハマってます(笑)。

今朝も8時にはしっかりテレビの前に陣取り、じーっと見てしまった。

途中、泣いてるし。

『仮面ライダー』で泣けるのって、私くらいちゃいます!?

今日は「キバ」編の後編だったんだけど、人間とファンガイア(人間のライフエナジーを吸うという怪物)との間に生まれた「王子」ワタル君が、ユースケを守ろうとするところで泣いてしまった。

「まだ、僕はあなたの友達ですか」

「あたりまえじゃないか」

ユースケ、ワタル君の頭をなでなで。

そしてディケイドに変身しているタカビーなつかさ君が言う。

「あいつは(人間とファンガイアの共存を)信じている。そして信じるもののために戦える。王とはそういう存在だ」

……ちょっと、セリフの細かいところは間違ってるかもしれないんだけど、大体こんな感じで。

こーゆーの、弱いのよね。

すぐ感動しちゃう。

その後、また「おまえは何者だ?」って聞かれて「通りすがりの仮面ライダーだ、覚えとけ!」って答えるのも、うぷぷぷ。好きやわ~~~[E:heart04]

このシーンの前に、ワタル君が「人間の部分をなくして本当に怪物になってしまいそうで怖い」というようなことを言った時も、

「心配するな。その時は俺が倒す。俺は悪魔だからな」

ってしゃらっと言ってのける。

いやぁ、ほんま、ええなぁ、このキャラクター。

熱血正義漢というのとは全然違って、なんていうか……。「人間だろうとファンガイアだろうと、俺は倒すべきものを倒す」

正義とか悪とか関係ない、自分の信じることをやるだけっていうか。

不敵なんだよねぇ。

愛想がなくって冷たく見えて、最後のワタル君の父親とのシーンなんかけっこう「いいとこあるじゃん」って感じで。

なかなかこのキャラクターは、よくできてるよ、うん。

クールで不敵なつかさ君に対してユースケは人なつっこくて。良いコンビになってるよね。

人間とファンガイアの共存って、「異なる文化を持つもの達の共存」ってことを物語ってると思うし、リアルな現実の素材を使ったら「きれいごと」になってしまうようなテーマが、こーゆーファンタジーだと真正面から「くさい」ことも言えちゃって、いいなと思う。

ファンタジーの醍醐味なんだよね、くさいセリフ♪

ヒーローは歯が浮いてなんぼ(笑)。

来週の予告でも、「俺はナツミさんの弁護士、仮面ライダーだ!」。

このセリフだけで、楽しい。


だんだんとつかさ君の正体――どこから来たのか、なぜ彼がディケイドに変身できるのか、ってことが暴かれていくのかなと思うんだけど、私としてはそれはわからないままの方が面白い。

「自分が何者であろうと関係ない。俺はこの世界を守りたい。彼女を守りたいんだ!」ってゆーのがいいな。