近畿では先日土曜深夜から放送が始まった『戦国BASARA』、お友達に勧められて見てみました。

いや、なんか、ノリがよくて、楽しかった。

もとはゲームらしいのですが。

最近多いですね。

同じ日に放送開始の『戦場のヴァルキュリア』とかいう作品もゲームのアニメ化らしいし、最近は「物語」はマンガ以上にゲームに存在するのかしら。

マンガはアニメよりもむしろ実写ドラマになってたりするもんね。

ま、そんな前置きはともかく。

タイトルどおり、戦国時代が舞台のお話で、主人公は“独眼竜”伊達政宗と、真田幸村らしい。

真田幸村って、私の中では「真田十勇士を率いるお殿様」ってイメージで、それなりにお年を召したイメージがあったんだけど……。

この作品では、幸村自身がとんでもない戦闘能力を持った「勇士」で、若くて、直情径行熱血おバカで憎めない青年。

史実的には「長篠の戦い」の時に9歳だったらしいので(Wikipediaによる)、武田信玄のおもちゃ(笑)になっているこの作品とはまったく計算が合いませんが。

この、信玄と幸村の異常なまでの愛ある主従関係が、笑えるの。

「お屋形様!」「幸村!」「お屋形様!」「幸村!」と、延々愛ある殴り合いをして、猿飛佐助にぼそっと「お屋形様、普通それ死にますから」と言われたりして。

ここに猿飛佐助がいるのも「あれれ?」って思ってしまいますが(笑)。

信玄と幸村のやりとりに呆れている佐助の立ち位置がなんともいい感じ♪

佐助の声、子安武人さんなんですよね。

『地球へ…』ではクールでかっこいいキース・アニアン、『ケロロ軍曹』では少々アブない天才科学ケロン人クルル。

……なんでこの二人が同じ声なんだか、子安さんの芸達者ぶりには恐れ入ります。で、佐助はけっこう見た感じ美形なのね。でもなんとなく立ち位置的にクルルっぽくもあって、「普通それ死んでるぜぇ、クークックック」と笑ってほしいような(爆)。

そうすると「お屋形様!」「幸村!」の愛あるやりとりは、「冬樹どの!」「軍曹!」ということになるのか。そしてそこにタママインパクトが……って、ケロロネタはもういいから(笑)。

信玄公はまるでラオウみたいだし、謙信公は「謙信=女性説」を採用したのか、というぐらいの麗々しさ。

そして独眼竜政宗は……人間じゃない。

信玄が「わしとて人間、魔道ではない」と言っていたけど、政宗も幸村もみんな人間じゃないと思う(笑)。

人間が闘っただけであんな爆発みたいなことが起こるかぁ~!

少なくとも彼らはスーパーサイヤ人であろう。

政宗は「Are You Ready?」とかところどころ英語もしゃべってたよなぁ。もしかしてルー大柴でもあるのか(爆)。

アニメサイトでキャラクター設定を見ると、かなり無茶苦茶ですが、しかしこーゆー「派手にやったろーじゃん!」ってノリ、好きです。

……もしも本物の信玄や謙信や信長が、後世自分達がこんなにもいじられていると知ったらどう思うだろーね?

器の大きい彼らのこと、「未来人もなかなかやるのぉ」と言って笑ってくれるかな。

そうそう、Openingもかっこよかった。

曲はabingdon boys schoolの『JAP』。西川くんの声はやっぱりアニメに合う。映像もぴたりはまってて、血が騒ぐ。

この先の無茶な展開が、大変楽しみです。