今日は暑かった。

午後からぐんぐん気温が上がり、湿度も増してムシムシ暑い。

冷え性で真夏でも靴下を履いてることが多い私だが、耐えられず夕方になって靴下を脱ぎ捨ててしまった。

暑くなってくると、虫が出てくる。

ムシムシした日には特に、ヤ~な虫が多く出没するような気がする。

夕方、洗濯物をたたみクローゼットにしまおうとしてふと見ると。

細長くて脚のいっぱいある赤黒いものが隅にくねくねと。

「げっ!」

そう、ムカデだ。

「げげげ~っ!」と言いながらもハエ叩きを取りに行く私。

同じ部屋にハエ叩きが置いてあるので数秒で戻ってきたが、ムカデの姿がない。

「ええ~っ、逃がしたら気持ち悪くて寝られへんやん!」(出没したのは寝室であった)

が、よぉく見ると隅に隠れていただけで、まだいた。

ゴキブリと違って「さささーっ」と逃げていかないところが愚かなり、ムカデ。

「こんにゃろ、こんにゃろ、こんにゃろ!」

ぱしっ、ぱしっ、ぱしっ。

ハエ叩きで打つこと数回。

ああ、私も「お母さん」になった。

昔はゴキブリだのムカデだのが出ると、「お母さ~ん、ムカデ!」と母にすがっていたのに。

しょーがねーよなー。今、自分が「お母さん」なんだもんなぁ。

息子に「ムカデ!」って言っても逃げるだけやし、自分で対処する以外しょーがない。

見事叩きつぶして、トイレに流す。さよ~なら~。

人間って残酷ね。でもムカデは噛まれるとヤバいから。

今の家に引っ越してから、そんなに見たことないんだけど、1匹いたってことはその陰にまだまだ何十匹もいたりするんだろうか。ああ、キモチワルイ。

それにしてもホントにね、「お母さん」って偉大でしょ。ゴキブリ出ても「お母さ~ん」、ムカデが出ても「お母さ~ん」、お腹がすいても「お母さ~ん」。電球切れても「お母さ~ん」。

およそ家の中で起こることはすべて「お母さん」に言えばなんとかしてくれる、ってゆーのが子どもの頃の認識だったので、自分が子ども産んで「お母さん」になった時は、「ええっ、私にゃ無理だろう」って思ったものだった。

おかげさまでムカデもゴキブリも「こんにゃろ!」とたたきつぶせるようになりましたわ。

母は強し(笑)。

ちなみに「ムカデ」忌避剤、Amazonでも売ってました。ほんとに何でも売ってるな、Amazon。

もう出てこないと良いが。心配じゃ。