昨夜、録画しつつほとんど全部リアルタイムで見てしまった『荒野の決闘』。

クレメンタインって、ドク・ホリディの元恋人だったんだ。

全然覚えてなかった。

改めて見てみても、クレメンタインは私的にどーでもよくて印象に残らない。

きっとまた何年か経って見たら、「クレメンタインって」と同じことを思うような気がする。

クレメンタインとはすっぱな女の子(チワワという名だった)とどっちが目立ってるかって言ったら、チワワの方が目立ってない???

最後の配役紹介もチワワの方が先に出たし。

主人公ワイアット・アープがクレメンタインにホレちゃうから、『My Darling Clementine』なんだろうけどね。

ダンスの席で「どうしよう、誘っていいかなぁ、断られないかなぁ、でも踊りたいなぁ」ともたもたしているアープが可愛かった。

ラストシーンも「あなたの名前が好きです」って言うだけなのよね。

こーゆー奥ゆかしいところが、昔のドラマの良いところ。

チワワが撃たれて、ドクが手術をする場面も良かったなぁ。その後結局チワワは死んじゃって、ドクが「彼女は死んだ。いつやるんだ?」って言って銃をとるところも。

昨日の記事では「ドクは彼女をうっとうしがっている」なんて書いたけど、別にそーゆーわけでもなくて、結婚の約束してあげたりしてるし、大事な存在だったんだな、って思った。

でも決してそこをごちゃごちゃ説明過多に描かないところが素敵。

1時間半くらいしかないんだもんね、全体で。とってもコンパクトだ。

白黒の画面の中の、西部の空。雲。巻き上がる砂塵。

こんな映像を見ると、くっきり鮮やかハイビジョンになったのは、ほんとに進歩なのか?という感じがしてしまうな。