昨夜のNHKのニュースで、「アトピーに効く天然成分100%のクリーム」とやらを売っていた会社社長が逮捕されたという話をやっていた。

天然成分100%というのは真っ赤な嘘で、強力なステロイド剤が入っていたのだそうな。

それで、被害に遭った人のインタビューが出てきて、「なぜ騙されてしまったか」という経緯を紹介してたんだけど。

その人が商品を知ったのはネットの書き込み。

でも書き込みだけじゃ信用できないから、コメントを書いていた複数の人にメールで問い合わせをして、「すごくいいですよ!」って返事が来たから、「じゃあ試してみよう」と買ったらしい。

実際にはそのコメントは「サクラ」で、返ってきたメールの中身ももちろん嘘。

……こーゆーことするヤツがいるから、ネットの情報は信用できない、ってことになるんだよねぇ。

まぁネットじゃなくても、チラシに載ってる「体験者の話」ってどこまで本当なんだろう、っていつも思うけど。

顔写真データがその手の広告に利用されていた、って話もあったよね。

まったく体験者でもなんでもないのに、顔写真データが勝手に悪用されていたっていう。

うちの息子もアトピーやし、「ステロイド不使用なのに効く!」なんて言われると飛びついちゃう気持ちわかるから、よけいため息が出る。

私がDHC使うようになったのも、元々は「アトピーに効く!」というベビーオイルのチラシがきっかけやからなぁ。

結局うちの息子にベビーオイルはたいして効かなかった……。

アトピーとか、それこそリウマチとか、「民間療法」に頼りたくなる病気で、それを食い物にする連中の存在はもちろん腹立たしいけど、こっちも乗せられないようにしないとな。

そうそう「魔法の薬」とか、あるもんじゃないもんね。