鳩山首相の「母親から9億円献金」というニュース。

すごいなぁ、お母さん金持ちだなぁ。

「税金使うんじゃなくて身内がまかなってくれるんやったら別にええやん。ありがたい話や」とうちの夫。

まぁ、それで誰か損をした人がいるのかな?という気はするわな。政治資金規制法的に問題ではあっても。

しかしさすが「恵まれた環境に育った人」は違うよね。そのお金でぽんとスパコン事業とか投資してくれりゃあ事業仕分けで大騒ぎしなくてすむのに(笑)。

事業仕分けのニュース見てるとあれもこれも切られてるような気がするのに、あれもこれも切っても実際は全然「焼け石に水」で、税収35兆円程度見込みのところ、予算の概算要求額が95兆円。

仕分けで削減する目標はたったの3兆円で、そんなの削ってもまだまだ予算は税収の倍以上。

なんだかくらくらするよなぁ。

残り92兆円の中身ってどうなってるんだろう。「スパコンだの研究だの言ってる場合じゃねぇんだよ!」という状況なのはわかるけど、優先される92兆円にはどんな事業が含まれているのか。

税収は去年より9兆円ほど落ちこむ予想、と確かこの間テレビで見た。9兆円マイナスで35兆円程度の見込みとか。(間違ってたらすいません)

前年より税収が落ちこむのはもちろん景気が悪いせいで、やはり何より景気対策が重要なのだろうか?

昨日の「ちちんぷいぷい」でユニクロの60周年祭りのことを取り上げていて、安いものだけじゃなく高いものも買わないとデフレで後から首を絞められる、というような話をしていた。

政府は無駄遣いしてはいけないが、国民は無駄遣いしないといけない。

結局今の産業って、消費者がどんどん買っては捨て買っては捨てしてくれないと保たないことになっているんだよな。

車が売れない、って言うけど、車なんてしょっちゅう買い替える方がおかしいやん。みんなに行き渡って普及してしまうと、あとは買い替え需要になるから、そんなに売れなくなるのは当たり前。

ケータイだってそうだよね。そりゃ新機能ついたら魅力的だけど、壊れてもいないものを1年や2年で買い替えるのって、ホントは変だ。

もったいない。

服だってな~、そんな毎年コートとかいらんし。

そりゃ流行りの服は欲しいよ。おんなじようなの持ってたって、新しい服買いたいよ。バッグも靴も欲しいけどさ~。

破れてるわけでもなんでもない服を捨てるのってもったいないし、そうするとどんどんタンスがいっぱいになってくるわけだし。

子どもみたいに年々サイズが変わって「入らなくなる」ってわけじゃないから、少々デザインが古くても着られる服はいっぱいある。

990円ジーンズとかあっても、間に合ってるものは間に合ってる。

安くなっていてさえ、買う必要がないものを、高いものはなおさら買う必要がない。

別になくても生きていけるもんをどうやって売りつけるか、というのが今の多くの産業でしょう。

みんながどんどん無駄遣いをしてくれないと、回っていかない構造。

短期的には景気対策は必要だろうけど、長期的にこの産業構造をどうするかというのは、考えなくちゃいけないと思う。

このままでずーっと行けるなんて、そんなわけはないと思うんだけど。


無駄遣いといえば。

今年はGACKTさんソロデビュー10周年ということでライブもいっぱいあったし、CDやDVDもやたらに出て、GACKTファンとしてはかなり財布が厳しい状況だった。

厳しかったけど、こーゆーところにはついお金を遣ってしまう。

私なんかはまだ可愛いほうだけど、ファンの中にはあっちこっち何回もライブに行ってる人も多い。チケット代+旅費+宿泊費+外食費など、GACKTファンは今年、かなり景気に貢献したはずである。

ライブというのはその都度「生」で、タンスの中にしまっておけるものではないから、「まだ使えるから買い控え」というふうにならないんだな。

まぁ、本当にお金ない時は「去年行ったから今年は諦める」ってこともするけど。

いっぱいライブ行って、グッズもたくさん買い込んでる人とか見ると「すごいな~、お金持ちだな~」と思うけど、その分他を切り詰めているのかもしれない。

世の中的には「ライブ」なんかにお金を使わずに、「モノ」を買ってほしいのかな。

……いずれにしても、いらないものはいらないんだが。