(前作『ダークグリーン』についてはこちら。『ディープグリーン』1巻についてはこちら。2巻についてはこちら。そして3巻についてはこちら

やっと4巻出たーっ!と思ったらなんとこれでおしまい。

えーっ!

本当はもう1冊あるはずだったらしい。でも連載していたWebコミック「MiChao!」が閉店ということで、急いで終わらせちゃったと……。ひゅー。

森川久美さんのマンガが掲載されていた雑誌も休刊しちゃったし、Webコミックさえも終わってしまうのか。

携帯の方のコミック配信は続くらしいんだから、そっちで続けてくれればよかったのに……って、Webだろうと携帯だろうと配信の方は利用していなかった「紙読者」に文句を言う権利はないのか。

でもこれ、『ダークグリーン』『ディープグリーン』と来て、『ディメンジョングリーン』という3部作の構想があるらしいんですよ!

4巻の最後も「続く」って感じで終わってるんですよ!!!

読みたいですぅぅぅぅぅ!!!!!

佐々木さんご自身は「MiChao!も閉店したし同人誌かな」というふうに書いてらっしゃって。

同人誌。

そんなぁ。

ぜひぜひちゃんと普通に買えるように、普通に読めるように、お願いしたい。市東さんの『エリュシオン』が載ってる幻冬舎さんのWebコミックサイトとか、掲載してもらえないのかな。『リュオン』は幻冬舎から出てるんだし、その御縁でなんとか……。

あと1冊あるはずだったのに強制終了されているので、やっと出て来たホクトもあまり活躍できず。

ヒロイン舞ちゃんの異父兄でホクトの甥である岳くんも、絶対まだまだ出番あると思ってたのに、出てこなかった。

なんとも消化不良。1巻・2巻はゆっくりした展開で、やっと3巻で「面白くなってきた!」と思ったところだったのに。

何より4巻でびっくりしたのは一人死んでしまったことで……。次の『ディメンジョングリーン』では生き返るなり、死んだことによって新たな世界との架け橋になるなり、なんかありそうなんだけど。

まさか彼が死ぬとは思わなかったもんなぁ。

あれでおしまいなんて、哀しすぎる。

どうかお願い、続きを世に出してくださーい。コミックスちゃんと買いますから!!!

あとがきのところに佐々木さんが「私みたいな古生代のクラシック異端作家を使って下さる本なんて」というふうに書いてらっしゃるんだけど、小学5年生のうちの息子、『ダークグリーン』と『ディープグリーン』、もう2回も読んだんですよ! 今の子どもにだってちゃんとウケるんですから!!

……まぁ、うちの息子はかなり特殊にマンガリテラシーが高くて、「今の子ども」の代表にするにはちょっと問題がある気はするけど、でも彼が『ダークG』と『ディープG』を楽しんだのは事実だから。

どこかの出版社さーん、お願いしまーす!!!