やーっと観られた、後編!

ほんとはもっと早く見に行くつもりだったのに、何せちょうど公開とドタバタが重なって……。

はぁ。

やっと観られたよー、のだめー、千秋せんぱーい!!!

(終始テンションがおかしいですが、ご了承の上お読み進みください。ちなみに前編の感想はこちらです。)

前編ものっけから泣いてたけど、今回もやっぱり最初からうるうるしてて。

うん。前編はね、千秋の指揮、オケの音を聞くだけで感動して、嬉しい方の涙が多かったんだけど。

後編は、哀しい涙。

のだめの寂しさ、苦しさ、せつなさ……。最初から最後までずーっと胸が痛い感じだった。

原作全部読んでるし、最後がハッピーエンドなのはわかっているのに、それでも一緒に同じ時間を生きてしまうから、喉がずっと詰まって、ずっと鼻がぐすぐす言って。

引っ越してっちゃう千秋を気丈に、無理に笑顔で見送るのだめ。

峰くんや真澄ちゃんとの楽しいシーン(フランス観光のシーン、ホントに楽しかった♪)でさえも、胸の奥にはもやもやと苦しさが渦巻いてる。

清良と峰くんのエピソードでもうるうるしちゃうしさ。

千秋とのだめ以上に、このカップルも「よく成立したよな」と思うけど(笑)。成立して、まだ成立したままなのがすごい(爆)。

真面目で正統派な清良には、峰くんのあのハチャメチャさが息抜きになるのかなぁ。峰くんの姿を見つけた清良がとっても嬉しそうに後ろから抱きついていくシーン、良かったわ。

千秋とのだめカップルとの、いいコントラスト。

そしてますますのだめは寂しい……。ううっ。

「いつまでやればいいんですか?」「自分は自分で頑張ればいい、ってわかってるけど」

前にコミックス21巻の感想で「恋と夢が一緒だと」って書いたけど、本当に苦しい。本当にせつない。

ミルヒーに飛びついて泣くところ、私も「わーっ!」って泣きたくなった。のだめ、あのシーンまで泣いてないもんね。ずっと我慢してた。

千秋のバカ。

のだめがミルヒの指揮でデビューしちゃって、その後「行方不明」になって、千秋は「指揮も手につかない」って感じなんだけど。

ドラマの千秋の方が、マンガの千秋以上にのだめにメロメロで、「どうすりゃいいんだ」と苦悩する玉木宏の表情が素敵すぎてたまらないんだけど(笑)、一方で「ざまぁみろ!今までのだめはもっと苦しんできたんだからっ!」と思ったりもして。

これでおあいこ♪

ずっと「追いかけられる側」だった千秋が「追いかける側」になって、「いつの間にかあいつといる未来が一番大事になってる」ってのだめへの想いをやっと自覚する。

ふっふっふっ。

のだめを見る千秋先輩のまなざしがぁ、たぁまらないぃぃぃぃぃ。

いや、ほんとに、千秋先輩やってる時の玉木宏はたまらないです。ちょっと痩せすぎてるし、時々徳井くんに見えるけど(笑)。

出逢った頃に戻る、2台のピアノのためのソナタ。

「恋と夢が一緒だと大変」だけど、でもやっぱり「音楽」で繋ることができる二人。

ちょっと(かなり)羨ましいなぁ。

またここのオリバーがいい奴で。こういうちょっとした演出が好き。

テレビドラマの時も思ったけど、ホントに脚本、演出、見せ方が素晴らしいよね。

おふざけの使い方、アニメ合成の使い方。

前編の、歓喜の歌でチラシ撒くシーンとか、クラシックとアニメって合うなぁ、とすごく思わされる。ディズニーの「ファンタジア」みたいなの、また作ればいいのにね。

前編でののだめとジャンの恋人(名前ド忘れ)との「カメハメ波」対決とか、今回ののだめとエリーゼの「マグマ大使」!? あれ、マグマ大使だよね??? コントローラーで動かしてるところが「鉄人28号」だけど……。

軍服姿のエリーゼさんが素敵だった(笑)。

あのエリーゼからのだめはどうやって逃げたんだろうか、とちょっと疑問です。

そして。

最後の最後、Finが出てくるシーン、びっくりするほど長かったね(笑)。もう、どんだけ!?って(爆)。

橋の上。川を通る船からまた「のだめ父」が「なんばしよっとかー!?」と出て来るのを期待したんだけど、誰にも邪魔されずラブラブなシーンのまま終わった(笑)。

「のだめ父」と「のだめ母」、一瞬だけど出番あって嬉しかったなー。

ハリセンと、何だっけ、もう一人の先生も一瞬だけ出てきたよね。なんかすごく懐かしいわ。

ところどころ、桃ケ丘音大時代の、テレビドラマ時代の回想シーンが出て来るんだけど、やっぱりのだめちゃんも千秋先輩も若いなー、ふっくらしてるなー、って思って。

実際に、パリに留学してからもう何年か経ってる設定だし、ちゃんと時間が流れてて、二人とも苦しかったけど成長して。

なんか、これで終わりって本当に寂しい。のだめファミリーにもう会えないなんて……。

アンコール・オペラ編のドラマ化、あるかしら。またこの「後編」をテレビ放映する際には、ちょこっと新作部分をつけてくれたりするかな(期待)。

それにしても。

ホントによくこれ、実写でやろうと思ったよね。

そしてよくこのキャストを考えたな、と。

スタッフさん、偉い!!!!!


楽しい音楽の時間をありがとうございました♪