昨日映画館に行ってきました。

まさかあの人があんなところであんなことになるなんて!?

まさかあの人もあんなところであんなことになるなんて!!

まさかあの人があんなところであんなことをするなんて?!

……以上、息子ちゃんによるネタバレなしの『相棒Ⅱ』感想でした(笑)。

これじゃなんのこっちゃわかりませんので。

※以下ネタバレあります!これからご覧になる方はご注意下さい!

でもCMでけっこう重要なシーンが出ちゃってますよね。「官房長ーっ!!!(by右京)」とか。

私としてはやはりこの「官房長ーっ!!!」のところが一番衝撃でした。最後の方だったから、それまでの話が全部どっか行っちゃって、「ええ、じゃあこれからどうなるの。つまんなくならない?」って。

私が『相棒』を見始めたのは尊くんが出てきてからなのですが(もちろん及川ミッチーがあの人気作にどのように入り込むのだろうという興味から見始めた)、そんな『相棒』歴の浅い私でも、官房長の存在の大きさというのはわかります。

官房長と右京さんのあの狐と狸な会話、たまんないもんねー。

また一徳さんがほんまにうまいし。

「まさか絶対的な正義があるなんて、思ってる?」

右京さんから見れば「正義」ではない、さりとて「悪」とも言えない、実に深いキャラクター。

実際「絶対的な正義」なんかないと思うし。

「正義は立ち位置によって変わる」ってセリフも出てきたけど、本当にね。

何が正しくて何が間違っているか、「絶対の正解」なんてない。人にできるのは、迷いながら、苦しみながら、自分が「正しい」と信じる方へ歩いていくだけ。

ラストで右京さんも「僕は僕の信じる道を」みたいなこと言ってはりました。

ぐっと来ました。

メインの事件の方は……もちろん面白かったけど、「警察上層部の闇」とかいうのはまぁ「あるんだろーなー」だから、むしろ元日SPの方が印象強烈。普通のおばさんが抱える闇の方が。

その分元日SPでは右京さん&尊くんが食われちゃってて、映画の方が二人の見せ場多かったけど。

右京さんのアクションシーンとか尊くん&大河内さんのシャワーシーンとか。

あれってファンサービスだよね(笑)。

大河内さんも好きなので……いや、その、別にシャワーシーンが好きなわけじゃなくて、大河内さんのキャラクターと見た目がね。

「監察官に友達がいると思うか?」 非常に難しい、孤独な役回りだよねぇ。

パンフには尊くんと大河内さんの「歪んだ愛情」とか書いてあって笑えます。友情じゃなくて愛情だったのか。

パンフ、遊び心満載で楽しめました♪

えーっと、それから。

丘みつ子さんが出てきた。

すごく久しぶりに見た気がする。一時期「2時間ドラマの女王」みたいじゃなかったっけ??? 色んなドラマに出てたと思うんだけど、最近見かけてなくて。

思わず「わっ、丘みつ子だ!」って声に出して息子ちゃんに「誰?」って言われちゃいました。

知らんわな、小学生。

あと江波杏子さんがさすがの貫禄。出番少なくて残念……。って、ちょい役の人の話ばっかしてるな。

だって小西真奈美に興味ない(笑)。

あー、こんな所に名高達男とか、つい往年のテレビっ子な見方を。

名高達男と國村隼さんのサングラス姿はどう見てもケーサツじゃなくてヤーさん(笑)。

 

今回息子ちゃんと見に行ったのですが(最近彼も『相棒』を気に入っているのだ)、帰宅後「右京さんごっこ」が止まらない。

右京さんぽくしゃべる遊び。

「一つよろしいでしょうか。お膳を拭いていただけるとありがたいのですが」みたいな。

時々「お言葉ですが」と尊くんツッコミ。

家庭円満に寄与する『相棒』(ただし、夫には「また相棒かよ」と呆れられる)。

 

官房長亡き後、また新しい人物が登場したりするのでしょうか? 一体シーズンいくつまで行くんだろ???

テレビシリーズの展開が楽しみです。