昨日、中学生の息子ちゃんが「国語の時間に面白いことした」と言ってプリントを見せてくれました。

その名も「国語科的心理テスト」

なかなか楽しめるのでご紹介します。




【その1:接続詞の気持ち】

次の接続詞に続けて文章を完成させてください。それぞれ、独立した文章にしてください。

①しかし、
②やがて、
③ただ、
④だって、
⑤そして、

【その2:雨あがりの舗道】

次の言葉のあとに言葉を埋めてください。

①水たまりは、
②あの子って、
③今日の私は、
④すこしは、




はい、皆さんも文章作れましたか? ぜひ作ってみてくださいね。




ちなみに息子ちゃんの作った文章。

【その1】

①しかし、成功を収めるのは容易ではない。

②やがて、日が暮れ、あの日は終わりを告げた。

③ただ、後には街の雑音が残るのみ。

④だって、時間がなかったんだ! それは言い訳にすぎない。

⑤そして、また、次の朝が始まる。

【その2】

①水たまりは、人の心を写すように、ただ澄み切っている。

②あの子って、バカじゃないの? そう言われている気がした。

③今日の私は、いつもより時間がある。

④すこしは、勉強もしよう。そう思った。

さすが、伊達に本は読んでいません(笑)。「それ、詩じゃねぇか!」とお友達に突っ込まれたそうです。いや、でも、「続き書け」って言われたらこうなっちゃうよね。




というわけで、私が作ったのはというと。

【その1】

①しかし、戦いはまだ終わらない。

②やがて、夜は明けるだろう。

③ただ、この世に生きた証を残したいだけだ。

④だって、女の子だもん。

⑤そして、戦いは続く。

【その2】

①水たまりは、青い空を映している。

②あの子って、オタクだよね。

③今日の私は、一段と美しい。

④すこしは、世の中のためになりたいものだ。

と、こんな感じ。息子ちゃんの回答を先に読んでいたせいもあるし、「どういう意味付けの質問か」を予想できるものもあったので、ちょっと構えて書いちゃった部分もあります。「文章を書け」と言われるとつい格好良く書こうと思ってしまうのはもう習い性です(笑)。




【解説】

けっこう詳しい解説プリントを持って帰ってきたのですが、めんどくさいのでそれぞれの設問が何を表すか、要点だけ。

【その1】

①しかし=今までの人生は

②やがて=恋人との行方は

③ただ=一人の時は

④だって=あなたの嫌なところは

⑤そして=あなたの老後は


ということだそうです。

つまり私の今までの人生は戦い、老後も戦い、戦士乙!なわけですね(笑)。

息子ちゃんの「恋人との行方」は「終わりを告げた」ですし(爆)。

総じて息子ちゃんの【その1】は老練というか、淡々と大人ですね。私の方が「喧嘩上等!」、「だって」と「ただ」も自分でうなずけるところがありすぎて笑えます。まぁ今は女で良かったな、と思ってるんですけど。

【その2】

①水たまりは=私の本当の姿は

②あの子って=好きな人の前では

③今日の私は=ウソをついている時の私は

④すこしは=今年の目標は


となっています。

はい、息子ちゃんの今年の目標、「勉強する」ですね(笑)。本人、めっちゃ後悔してました(爆)。

しかし二人とも水たまりが澄んでて何より。私、とっさに「アメンボ」連想したんだけど、書かなくてよかった(笑)。

ウソをついている時の私は一段と美しいんですって。おほほほほ。

皆さんの結果はいかがでしたか!?

注)息子ちゃんには回答掲載の許可をちゃんともらっています。そもそもこういうプリントを楽しそうに見せてくれること自体、中学生男子には稀なのではないかと思うんですが、母のネット依存にも理解があってありがたいです、はい。