2012年8月26日日曜日

『仮面ライダーフォーゼ』最終回

終わりましたね。

関西では高校野球のため、8月12日と19日には放送がなく、ラスト前のクライマックスがやっと昨日(25日)放送され、「うわー、そーゆー展開しちゃう!?」という余韻冷めやらぬまま26日朝の最終回に突入。

昨日の放送見逃しちゃった人は今朝いきなり「けんごは人間じゃなかったんだよ!テヘペロ!」を見て「何じゃそりゃ」って思ったのでは。

まぁけんご君のあの「病弱設定」はなんか怪しいなぁとは思ってたし、実は彼の中にお父さんの「データ」がとか、お父さんが亡くなる前に残した何か重要な鍵が彼の中にあるんだろうという予想はしていたけれども。

お父さんじゃなかったのかー、という。

コアチャイルドってなんやねんな。

年末の劇場版は「MOVIE大戦COREチャイルド」ですか(白目)。

うーん、もともと『フォーゼ』にはあまり思い入れがなかったので、けんご君がそーゆー設定でも「なんだ、フィリップとおんなじじゃん。消えてもどーせ最終回で復活するんでしょ」とか思っちゃって、弦ちゃん&ユウキとけんご君がJAXAで愁嘆場やってる時も「おーい君たちー、ラビットハッチ大変なんだけどー」って冷めた目で見ちゃって。

なんていうか、けんご君の正体がバレるのが遅すぎて、けんご君自身も弦ちゃんも葛藤してる暇がなかったでしょう。最終回前のあの1話だけで納得して別れなくちゃいけなくて。

葛藤好きな私としては物足りない。

そもそも弦ちゃんは葛藤しないキャラだけども、フィリップやアンクちゃんと違って、弦ちゃんとけんご君の「相棒」関係は「仮面ライダー部」という「群れ」のおかげで薄められてしまってるから、「正義をなすために相棒の存在を犠牲にしなければならない」という悲劇性が薄い。

コアチャイルドであるけんご君が宇宙へ還っていくのは「正義をなすため」とはちょっと違うし。

けんご君が無事フォーゼドライバー使ってプレゼンターのところに行っちゃってたとしたら、その後理事長というかゾディアーツの方はどうなってたんだろう?

けんご君が一回フォーゼに変身して理事長倒してから行ってくれるのかな、とちょっと想像したけど、そういう感じではなかった。

「コアチャイルドの帰還」によって理事長がプレゼンターのところへ行くことが無理になったとしても、ゾディアーツスイッチの力が消えるわけじゃないよね? 消えることになってたんだろうか。

消えなかったら、もうフォーゼドライバーもないし、ゾディアーツやりたい放題になってたんでしょう?

「正義をなすために相棒と別れる」どころか、「相棒に使命を果たさせるために世界見捨ててる」んじゃ……。

幸い(?)理事長がけんご君の旅立ちを阻止してわざわざフォーゼドライバーも返してくれたので、最終回でも弦ちゃんはフォーゼになることができた。

理事長がドライバー返す時に「身近な救いたいものだけ救えよ」みたいなことを言ってて、すごいいいなーと思った。理事長の方に共感できるわーって。

『ユリイカ平成仮面ライダー』の中でも言及されてるけど、ヒーローはどんどんみみっちくなっていって、「正義」が機能する範囲がどんどんどんどん狭まっていっちゃってる。

誰の主張にも一理あって、世界全部を包み込める「正義」なんてないんじゃないか、という時代になってしまって、それでも「正義のヒーロー」であるために、「正義でいられる世界」をどんどん狭めていく。

理事長の言葉は、仮面ライダーを「学園のヒーロー」にしてしまったスタッフの自嘲的なセリフにも思えて。

これまでにも理事長は「ダチダチ」うるさい弦ちゃんに向かって、「君の価値観がすべてじゃない」って言ってきてて、そのたび私は「うんうん、まったく」とうなずいちゃってた。

それは私が「汚れちまった大人」だからかもしれない。

「青春」とか「絆」とか言われてもくすぐったいから。

「全員と友達」ってことは「全員と友達じゃない」ってことじゃないの?とか。

「全員が友達」なら、「友達である」ことと「友達でない」ことに違いがないというか。「特別な一人」を持たない博愛主義者は結果的に誰も愛してないんじゃないか。

ラス前で理事長にコアスイッチを壊されてけんご君は消えてしまう。

で、仮面ライダー部のみんなはそのことをさっさと受け入れているように見えた。

理事長に消されなかったとしてもけんご君は「プレゼンターのもとへ還る」=「みんなとはお別れ」の運命だったので、「けんご君がいなくなる覚悟はできていた」ではあるのかもしれないのだけど、でも「この宇宙のどこかでけんごは自分の使命を果たしている」というのと、「完全に消えちゃった=死んじゃった」っていうのは、残された者の気持ちとしてはやっぱり全然違うはずじゃない?

「理事長が持ってるゾディアーツスイッチの力でけんごを生き返らせることができるんじゃないか」とか考えてほしかったなぁ。

けんご君をなんとかして蘇らせたいと苦闘してほしかった。

まぁ、尺が足りないけどさ(笑)。

最後、あっさりけんご君復活しちゃって、予想はしてたけど、あっさりすぎるっていうか……。理事長の温情なわけでしょう。そりゃ理事長をそういうふうに改心させたのは「仮面ライダー部の力」なんだろうけど。

理事長もほんまあっさり改心するんだもんなぁ。

心の内では敗北を認めたとしても、最後まで「青臭いだけのガキが!」って態度でいてほしかったなぁ。理事長のために命を捧げて最後まで小物のまま死んでいったリブラの思いは……。

まぁ別にリブラもレオも理事長にとってはただの「駒」で「ダチ」でも「仲間」でもないから、、存分に踏みにじるのが当たり前っちゃあ当たり前だけど。

フィリップが消えて1年間「一人」でがんばった翔太郎や、アンクちゃんが「死ぬことで命を得た」ことに比べれば、どうしても「あっさり」しすぎだよなぁ。

弦ちゃんが手紙捨てようとするのをけんご君が止める、っていうのは、第1話で初めて弦ちゃんとけんご君が出逢った時の逆パターンの繰り返し。

理事長がコアスイッチをアクエリアスの力で直して、それでけんご君が復活して、でももうコアスイッチはなくなってて普通の人間になってる。

もしコアスイッチがあるままだとけんご君、プレゼンターのとこへ戻らなきゃならなくなるからだろうけど……ちょっと、腑に落ちない。

そもそもコアスイッチが直ってスイッチ押したからって「あのけんご君」にちゃんとなるのかな……。また赤ちゃんからやり直しだったりとか……。せめてそこに「みんなの想い」が吸い込まれる演出とかさ……欲しかったな(だから尺が足りないんだって!)。

あと。

ダークネビュラに送られた人達(キャンサーとかスコーピオンとか)帰ってきてないよね? ヴァルゴ死んじゃったからもう帰ってこれませんとか?

いや、「実はダークネビュラに送ってたんじゃなくて、あのタチバナさんの宇宙ステーションみたいなのに送ってたんだよね? で、メテオが変身できててあの宇宙ステーションも生きてるはずで、未だキャンサーやスコーピオンはあの中……?

誰か早く助けに行ってやれ!!!

あ、それから、サジタリウスのライダーキック。

超新星バージョンのサジタリウスの方がフォーゼよりもライダーぽいデザインだったのは、やっぱり「みみっちくなったヒーロー」への自虐的あてこすりみたいなものなのかしら。

理事長の方が正義かもしれないという……。

 

「理事長からの卒業式」、流星さん一人だけハブられてるの、可哀想だった。いくら天高の生徒じゃないからって。

しかもまさかまた「咲いて」を使うとか。

あの嫌がらせは効いたよなー。理事長殺すに刃物はいらぬ的ないやらしさ。ムカつくよねー(笑)。

 

……ウィザードはクールで大人っぽいヒーローだといいなぁ……。

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