※以下、ネタバレあります。これからご覧になる方はご注意ください。
12月16日日曜日、『仮面ライダーフォーゼ&仮面ライダーウィザードMOVIE大戦アルティメイタム』観てきました!(相変わらずタイトル長い)
ネタバレ書きたいので、感想の公開を多少遅らせました(笑)。
これまでのMOVIE大戦同様、フォーゼパート、ウィザードパート、二つのライダー世界が合流するMOVIE大戦パートの三部構成、まずはフォーゼパートです。
のっけから流星さんのアクションがすごかった!
さすが坂本監督!全編坂本監督らしい生身アクションがいっぱいで、それだけでも観る価値あると思います!!!
フォーゼパートはテレビシリーズの5年後設定で、流星さんはインターポールの捜査官。銭形のとっつあんと同じ職業です。南米のどこやらでヤバそうな連中に捕まっていて、相手は英語でしゃべってるのに流星さんは日本語で、でもちゃんと意思疎通できてるらしく、ヤバい人たちも実は日本語に堪能な模様(笑)。
流星さんはわざと捕まって情報を得ようとしていたらしく、「それだけ聞けば十分だ」と一転反撃に。
スーツ姿で「ホワチャー!」も格好いいです。
が、相手は超能力(念動力?)が使えて流星さんピンチ! メテオに変身してるのにピンチだった気がする。(※以下、記憶違いもあるかと思いますが、ご容赦くださりませ)
そこに颯爽と現れるボインちゃん(死語?)、ライダーに変身してもいないのに銃だけで強い強い。
このお姉ちゃんどう考えても坂本監督の趣味だよなぁと思いつつ見ていたら、夏の映画にも登場した方だそうで。(夏のフォーゼの映画は観ていないのです)
原幹恵さん扮するインガ・ブリンク。
夏の映画も坂本監督だから、やっぱり監督の趣味ですよね。あの衣装もオイルてかてかもアクションも、ぜーったい監督の好き放題でしょ!?(爆)
いや、でもアクション見応えあって格好いいです。『エターナル』の時のレイカといい、強いお姉さんは好きですよ、ええ。
「どうせならもっと早く来てくれよ」と言う流星さんに、「窮地を自力で脱する男が好きなの」と答えるインガさん。こーゆーやりとりもいいですわ。
無事ヤバい連中を撃退・捕獲し、超能力者斡旋の黒幕が日本にいると知った流星さんは一路日本へ。
さてその日本。
弦ちゃんは新・天ノ川高校の教師になっています。制服からスーツに衣装は変わっても、やっぱり髪型はリーゼント。
アンガールズ田中先生から宇宙仮面ライダー部の顧問を引き継いでいますが、現在部員はたった一人。
そして新・天高の校長先生は神保悟志さん。おおおっ、TVシリーズでは補習担当の厳しい先生だった神保さんが校長に! そしてTVシリーズでキックボクシング部を作った長澤奈央ちゃんも健在!
なんか嬉しい\(^o^)/
奈央ちゃんは少しだけどアクションも見せてくれて格好いい♪
『オーズ』に比べればそれほど好きでもなかった『フォーゼ』なのに、天高の先生達出て来るだけで喜んでる私って…。もちろん仮面ライダー部のみんなの5年後にも「おーっ!」となってしまいましたし、なんだよ、『フォーゼ』も好きだったのかよ(笑)。
今の『ウィザード』がいま一つ好きになれないからよけいフォーゼパートに肩入れしちゃうのかなぁ。晴人くんとコヨミちゃんは悪くないんだけど、どーも凛子ちゃんとチチンプイが好きになれない……。来年またMOVIE大戦があったとしても、「おーっ、凛子ちゃん!」ってふうにはならない気がする。
まぁ1年経ったら「なんだよ、ウィザードも好きだったのかよ!」と節操なく自己ツッコミしているのかもしれませんが。
閑話休題。
弦ちゃんの話です。
弦ちゃんのクラスにはサナギマンがいます。変身前から念力が使える三郎くん。そして変身はしないけど念力が使えるその仲間達3人。
三郎くんと弦ちゃんのおっかけっこがまたとんでもないです。
SP野望編での岡田くんと犯人の延々おっかけっこもすごかったけど、ライダー負けてない!
よそ様の部屋に入っていっちゃうところとか、コミックぽくて面白いし、もうめまぐるしくてついていけないぐらいだった。
台本にはたった「2行」の説明が書いてあるだけのところ、3日がかりで撮影したそうです。いやー、「三郎が逃げる。弦太郎が追う」の2行をあれだけ膨らませる坂本監督すごすぎ。
仮面ライダー部の面々はみんな「さもありなん」な5年後を過ごしているんだけど、友子ちゃんが流星さんに「お帰りなさい、秘密のスパイさん」って言って抱きついたのにはびっくりしました。
テレビシリーズでも後半「この二人はくっついたのか」と思いましたが、5年後もラブラブ?
流星さんインガさんとも付き合ってそうな気がするんですけど、世界を股にかけるインターポール捜査官は女も二股かける感じ!?(爆)
最年少宇宙飛行士として宇宙に行っちゃってるユウキちゃんの出番が少なくて残念でした。みんなと一緒にいる場面がほとんどないのはユウキちゃんも寂しかったんじゃないかなぁ。
最後のタンクトップ姿はセクシーで良かった♪
パンフレットの最後に「仮面ライダー部ファッションチェック」っていうページがあるんだけど、賢吾君のファッションが可哀想でした。
地味。
おっさん。
もうちょっとお洒落にしてあげようよ~~~。
そんな賢吾くんもちょこっとアクション。コアチャイルドから普通の人間に生まれ変わって、「体が弱い」設定は無効になったらしい。演じる高橋くんはもともと運動神経がいいらしく、なかなか格好いいアクションでした。でも服が(くどい)。
そして。
ライダー部でもっとも動いていたのがクイーン美羽様。三郎くんの仲間の超能力少女と組んでバッタバッタと敵をやっつけます。いちいちスカートの裾ひらん!効果音ちゃらん♪という感じで……あれも絶対監督の趣味ですよね。
復活なでしこも生身アクションがあっていちいちスカートの裾ががが。
うちの息子ちゃんが「いちいちウザかった」言うてました。チラリズムは最近の若い男子にはウケへんみたいですぜぇ(まぁ母親向けの発言だったのかもしれませんが)。。
なでしこちゃん、セーラー服の隙間からお腹もチラリのかなりのアクション。頑張ってました。
なでしこ役はSPECのサトリちゃんでもお馴染み真野恵里菜ちゃん。なんか顔がふっくらした気がする…。
サナギマン三郎くんは当然イナズマンに進化(?)するわけですが、昔のテレビのイナズマンとはデザインも違うし、設定も違うから、懐かしいというよりすごく奇妙な感じ。夏のキョーダインは見てないけど、ライダー映画に昔の石ノ森ヒーローがやたらに出て来るのって、どうなのかなぁ。私は別に、ライダーだけでいいけど。
でも今回のイナズマンは割とうまくお話ができてたと思う。
人とは違う力を持ち、怪物と呼ばれ傷ついていた三郎くんが、弦太郎や「ごめんね」と謝ってくれたクラスメイトとの関わりで成長し、イナズマンとして戦う。
神保校長先生には「今のままではGood Teacherにはなれない」と言われ、賢吾くんには「おまえが友達になるだけじゃダメなんじゃないか」と言われ、弦ちゃんも成長する。
弦ちゃん、フォーゼドライバー捨てちゃうんだよねぇ。
5年後の平和はライダーではなくイナズマンが守るんだ……みたいな。仮面ライダーであることには全然こだわらない弦ちゃんらしい。
うん、フォーゼパート、なかなか良かった。
それに引き替えウィザードパートはポワトリンパートと言っても過言ではなく。
ポワトリン見たことないし何の思い入れもないし。
ウィザード自体にまだそれほど思い入れがないのにさらにその上……。
ゲートである女性1人と子ども4人を使って無限にモンスターを生み出す機械(?)。機械を止めるには彼等を目覚めさせねばならず、晴人くんは指輪の魔法で彼等のアンダーワールドへ入り込みます。その際なぜか凛子ちゃんとチチンプイも一緒にアンダーワールドへ。
魔法使いじゃなくても行けるもんだったのか。
で、そのアンダーワールドの中でゲートの女性はポワトリンになっている。街の平和を守るポワトリン。みんなが待ってるヒロイン・ポワトリン。
ポワトリン役の子、あんまり可愛くないってゆーか、私の趣味じゃなかったんだけど(笑)、アクションはすごかった。
新体操をやっていたそうで、体が柔らかい。すごくきれいに脚が上がる。グラン・ジュテが美しい。
吹き替えなし、全部自分でやってるのだとか。
やはりウィザードパートというよりポワトリンパート……晴人くんが主役のはずなのに。
凛子ちゃんも珍しく真面目に戦ってた。刑事らしい拳銃アクション。普段ちっとも刑事の仕事してないけどね、凛子ちゃん。
で、その「モンスター製造機」を造ったのはアクマイザー3。
アクマイザー3はリアルタイムで見てたしレコードも持ってる。だから彼等が悪役になってるのはちょっと気にくわないんだけど、しかしザタンの声がデーモン閣下なので許すしかありません。
お上手だったわ、閣下。さすがでございます。
テレビのアクマイザー3はザビタン、イビル、ガブラだったのが、今回はザタン、イール、ガーラになっている。でも武器がサーベルだったり移動要塞の名がザイダベックだったりするのは同じ。
サーベルでのフェンシングぽいアクション、格好いい。子どもの時は理解してなかった(だって6歳とかだし)けど、アクマイザー3って三銃士だったんですねぇ。
フォーゼパートでの黒幕もアクマイザーで、5年前に飛んだイールを追って弦ちゃんと流星さんもウィザードパートへ。
弦ちゃんが5年前の自分を襲って(?)「ちょっとフォーゼドライバー貸してくれよ」ってカツアゲするシーンは秀逸。「えええええっ、未来のオレ!?」ってパニクる高校生の弦ちゃん可愛いし、何より「5年後の世界で捨ててしまって変身できない」というのをうまく解決している。
ゲートの4人の子ども達が実は三郎達だったり、5年後の弦ちゃんが持っていたフォーゼリングの謎もちゃんと最後に種明かしされるし、最初映画の話を聞いた時に「なんで5年後?」って思ったのが、すごくうまく使われてて感心。
でも映司くんがアンダーワールドにライダーリングを届けちゃうのはちょっと反則。
まぁ映司くんが出て来ただけで「きゃーっ、映司くんよー!」と喜んでしまうんですけど(苦笑)。
ライダーリングのおかげでアンダーワールドには8人の仮面ライダーが大集合。
ウィザード、フォーゼ、メテオ、なでしこ、オーズ、バース、W、そしてアクセル。
「バイクになる」アクセルが「バイクに乗ってる」のがなんか新鮮でした。
バイクと装甲車の派手なアクションの後、アンダーワールドのさらに下、「魔力の海」へ。てんこもりフォームになったフォーゼとウィザードが移動要塞ザイダベックと戦います。
イメージがちょっと「MOVIE大戦CORE」の時の「コアでの決戦」にかぶってた。
どうしてもCGになるので……生身アクション好きとしてはこーゆー「決戦」は別に要らないんだけどなぁ、と思ったりもします。1年に何度もライダー映画をやるようになったし、どうしても強いヤツのインフレが起きて、最後はライダーの戦いというよりCGの戦いになってしまう……。
ポワトリンの正体は言いませんが、「ミッツ・マングローブが許してもマツコ・デラックスが許しません!(逆だったかな?)」の決めぜりふから推して知るべし。
決めぜりふと言えばザタンの「行く道ひとつただひとつ それが悪魔の生きる道」っていうのは昔のアクマイザーにもあったの???今回のオリジナル???
サナギマンの決めぜりふ「剛力招来!」はついつい「剛力(彩芽)招来!」と脳内変換。剛力と言われると今は……ねぇ。
ともあれ。
楽しませていただきました。フォーゼパートのアクションはもう1回観てもいいと思うぐらい好き。
来春には『スーパーヒーロー大戦2』をやるそうで。今度はギャバンも参戦だそうで。
収拾つくんかな……。
映画
2 Comments
今日はクリスマスですねえ、なので「三十四町目の奇蹟」を見てました。
返信削除たまにはこういった映画も悪くは無いです。
ライダーについてはどんどん関心無くなってきてしまいましてねえ。
なんやかやあっても協力して団結!志向が現行の主流で、子供を中心とするファンの方々がそれを良しとしているからいいかな。
とは思ってるのですが、
僕自身が主流年齢の視聴者だった時世のライダーは「人気の有無に関係なくこれでこのライダーは終了。これからライダー達は変身することなく、退屈で索莫な〝物語上の〟平穏な現実を生き続けていくだけです」
と視聴者たる僕に言いきってくれた作品群だったので、
やっぱり身にしみないんですよ。
例外はブレイドですけど、あれの物語も「ライダーにならなくてもいい世の中が来る。それが一番いいことじゃないか」
的なセリフがあるので、僕のライダー感は基本コレです。
響鬼も悪い意味で入るかなあ(苦笑)。
��創さん
返信削除昭和のライダーもたまにスペシャルで勢揃いしたりしてたので、「たまに」だったら私は「お祭り」でいいと思うんですけど、ここ数年は年に何回も映画があって、やりすぎ感は否めません[E:sad]
ライダーだけじゃなくイナズマンやらキョーダインやら他のキャラまで出てきますしねぇ。
別にそこまでは望んでいないのに…。
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