2014年12月10日水曜日

星組バウ公演『アルカサル-王城-』観てきました♪

青池保子さんの傑作コミック『アルカサル-王城-』が宝塚で舞台化されました。青池さんの作品は以前にも星組大劇場公演として『エル・アルコン』が上演されましたね。

舞台『エル・アルコン』は2007年。もう7年も前か~。

そして原作『アルカサル』が完結したのも2007年。お友だちにコミックスを借りて一気読みしたのも2007年のことでした。

(原作コミックの感想はこちら。原作コミック外伝の感想はこちら

手元に原作があるわけではなく、観劇前に読み返したりもしなかったので、正直細かいお話は忘れていて、「原作とここが違う」みたいな比較はできませんでした。でもむしろその方が素直に舞台を楽しめて良かった気がします。

ポスターを見た時に、「ドン・ペドロ可愛すぎるやろ」と思ったんですが、まぁ宝塚で「原作そのままのドン・ペドロ」やったら色々問題ありすぎな気はします。『エル・アルコン』のティリアンは原作そのままギルダを手込めにしておりましたが……(汗)

��↑ 左側の黒髪の方がドン・ペドロ、右側がエンリケ。ちなみに原作のドン・ペドロはこんな人↓)


実際舞台でもドン・ペドロは「可愛すぎる」のですが、原作の最初の方の、まだ王子だったところからお話が始まるので、特に違和感を感じることなく、「可愛いドン・ペドロもありだなー」と思って見てました。

うん、面白かったです。

原作自体の面白さもあるし、「不遇な世継ぎの王子と父王に愛され不自由なく育った庶子の兄。父王の急逝でその立場が逆転し……」って、ものすごく宝塚に合いますよね。

父の死後カスティリヤの王となるドン・ペドロに麻央侑希さん、その腹違いの兄エンリケに十碧れいやさん。

最近の若いスターさんはさっぱりわからないわたくし、出演者の中で知ってるのは専科の一樹千尋お姉様だけという状態でしたが、お二人とも長身で見栄えがしてダンスシーンなど格好良かったです。歌が少し弱いかなと思いましたが、お芝居はなかなかの熱演。

うろ覚えのマンガのイメージだとエンリケの方が優男(やさおとこ)っぽいんだけど、今回は麻央ペドロの方が可愛い雰囲気で、エンリケの方が大人っぽくて「しっかりした敵役」という感じでした。

見た感じ、麻央さんはちょっと大和悠河さん風味、十碧さんはちょっと瀬戸内美八さん風味(笑)。

ネッシーさんとシメさん、ヤンさんとミキちゃんなど男役のコンビネーションがいいと舞台がぐっと面白くなると思うのですが、麻央さんと十碧さん、今後が楽しみなコンビだなぁと思いました。

で。

主役の二人も良かったのですが。

さらに良かったのが娘役さん。両マリア。

まずはドン・ペドロの奥さんになるマリア。原作通り、大変よくできた嫁であるマリア、妃海風さんが演じてらっしゃいました。

いやぁ、歌も良いしセリフの発声・滑舌も良いし、お芝居も良くて素敵な娘役さんですね。プログラムの写真より実物の方がキュートだし。

「この子もしかして夢咲さんの後のトップになるのかな?」と思ったら案の定。ちょうど観劇した日(12月9日)に発表があって、6月の全国ツアーから星組のトップ娘役になるそうです。

うん、期待できる。

男役トップが北翔さんになると知ってすごいびっくりしたけど、妃海さんの方は「やっぱり」と納得。(まぁ星組さんほとんど見てないですし、他にトップにふさわしい娘役さんがいらしてもわからないのですけど(^^;))

そしてドン・ペドロの母親の方のマリア。

これまた原作通り大変ヤな女で、「なんでこんな女が私の母親なんだ!」と息子に言わしめるほどの「悪女」。

白妙なつさんの母マリア、圧巻でした。『ベルばら』で言えばジャンヌ、『エリザベート』で言えばゾフィーみたいな役どころですが、母マリアさらに出番多くて「ヤな女フルスロットル」。こういう役をきちんとできる娘役さんって貴重ですよねぇ。長く活躍していただきたいです。

一樹お姉様の宰相ダルブルケルケはもちろん素晴らしかったし、エンリケの双子の弟ファドリケ役の飛河蘭さんも爽やかなイケメンでなかなか良かったなぁ。

1時間40分にぎゅうぎゅう詰めされた『エル・アルコン』と違って2時間たっぷりあるのでお話もうまくまとまっていたと思う。

エンリケとドン・ペドロの直接対決はそんなにもないし、最後「あれ?エンリケ逃げちゃったけどそれで終わり?」ってなるし、一度は敗者になったドン・ペドロが反撃に出るところも意外とドン・ペドロ自体は何もしてなかったりするんだけど(笑)、退屈することなく最後まで楽しめました。

バウならではの、若いスターさん達ならではの、熱気というか。

バウホール、ものすごく久しぶりだったんですが、小さい箱でじっくり若いスターさんのお芝居見るっていいですねぇ。楽しいわ。

大劇場は大劇場でもちろん好きだけど、バウの舞台と客席が近い感じ、2時間しっかり物語を描ける感じ、いいなぁ。

昔はバウ公演もかなり頻繁に見てたんですが、さすがに結婚して滋賀に住むようになってからはほとんど行けず。

最後に観たのはトドちゃんの『アナジ』かな? 1996年。いや、トウコちゃんの五右衞門も観てるぞ。『恋吹雪花吹雪』。これは2000年だったらしい。

ということは14年ぶりのバウホールだったのか。トイレが綺麗になってたし、プログラムが600円になってた(笑)。

昔は200円とか300円じゃなかったっけ? ぺらぺらだったけど。


今後も時々バウ公演行ってみよっかなぁと思う良い公演でした。王になれ~王であれ~♪

(青池さんご本人は初日に観劇されたらしく、ブログに感想が上がっていますね。木原敏江さんとご一緒とか、豪華だわぁ~)

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