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『やじきた学園道中記F』第4巻/市東亮子
(これまでの感想はこちら→1巻、2巻、3巻。公式ファンブックの感想はこちら)
やぁっと4巻目出ました!
3巻最後で帝国高校の地下に囚われの身となってしまった勝取くん。直後のエピソードはプリンセスGOLD10月号で読んでいたとはいえ、さらにその続きが待ち遠しかったです。
姫御前&上総介先輩に気に入られてしまった勝取くん。あああ、本当に心配すぎる!!! 結局この巻も「ええ、待って、勝取くんどうなるの!」で終わってしまったし。
上総介に「調教し甲斐がある」なんて言われるの、まじヤバみしかない。
「あんたとは友だちになれねーな多分」と言ってずばり上総介の本質を言い当ててしまう勝取くん、惚れ直しちゃうけど、でもあの二人に気に入られて、「友だちになる気はない」で済むわけないもんね……。
あああ、ホントになんという展開をしてくれるの、市東センセ。勝取くんも中村先生も出てきて嬉しい限りだけど、この先紫乱に惑わされてあやつり人形みたいにされ、キタさんと対決する羽目になったりしたら。
紫乱といえばキタさんに「ぐいっ」とされて匂いをかがれ赤面する勝取くん、うぷぷ。
やじさんと勝取くん、二人の危機のどちらに駆けつけるか葛藤するキタさんも素敵だし、アラハバキ神に憑かれて暴走するやじさんを目の当たりにして、
「お前さんはやりたいようにおやり。万が一のときはあたしが阻止(とめ)るよ」
って覚悟を決めるキタさんがまた。
惚れてまうやろぉぉぉぉぉ!
どんなに暴走しててもキタさんが倒れてると正気に戻るやじさんもねぇ。ほんと相思相愛だよねぇ。箱根でキタさんが撃たれたのがトラウマ的なのもあるんだろうけど……。ハーディに、「ぼくの心配じゃなくて篠北のこと思いだして泣いてるの!?」って言われたこともあったよね。
幻舞の習得のため一人で山形に転校したい、って3巻で言ってたキタさん。この4巻ではまだ全然転校まで行かなかったけど、万一のときにはやじさんを止めなきゃいけないのにやじさんを一人にしていいんだろうか。やじさんを止めるためにも幻舞の力は必要だろうけど。
『Ⅱ』の1&2巻、軽井沢編に出てきた蔵沢くんちの人が出てきて(なんと中村先生と知り合い)、小鉄を追い詰めるほどの腕を持った「忍び」、蔵沢数人くんの出番も近いと思われ。
オールスター総出演、ますます続きが楽しみです♪
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