(※以下、ネタバレあります。これからご覧になる方はご注意ください!)




Vシネクト『ルパンレンジャーvsパトレンジャーvsキュウレンジャー』期間限定上映、観に行ってきました。

楽しかったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!

はぁぁぁぁぁぁ、ルパパト佳き。キュウレンも楽しい。たった55分だけど中身濃くて、もう1日中でも観ていられる気がした。

ほんとに。
いきなりミナティがかましてくれるし。
もう、何やってんの寛也さん、てか何やらしてんのスタッフwww

怪盗BN団が「チョリース!」と出てくるだけで笑えるし、スパーダさんは「カジキイエロー!」の名乗りだけでなくもう普段から声が高いしスティンガーさんもすっかりお笑い側だしツルギが「俺様」って出てくるだけで(以下略)。

ラプターの「妄想女子会」、小太郎くんが一番大人で「なんかすいません」とルパパトチームに謝るところ、司令のお約束ギックリ腰、キュウレンほんといちいちみんなキャラが濃い。

物語は。
ルパンチーム3人がミナティことホシ☆ミナトとそのマネージャーに誘拐されるところから始まります。パトレンチームが居合わせ、助けようとしたところに空からラッキーが降ってきて、ラッキーと揉めてる間にミナティ達は車を発進させ、いなくなってしまう。

後にはミナティのギターだけが残され――。

「魁利くん!」と心配するその様子から、まだルパンチームの面が割れてない頃の話なんだなぁ、とわかります。まぁ正体バレした後でも、魁利たちが目の前で奇妙な連中に連れ去られたらパトレンチームは普通に心配すると思うけども。

公務執行妨害?的なアレで事情を聞かれるラッキー、しかし「別の宇宙から来た」なんて言ってもそうそう信じてもらえるわけもなく、「ドン・アルマゲの影武者ドン・アルカゲが」「ドン・アルマゲ?アルマゲドンを逆にしただけじゃないか!」と鼻で笑われる始末。

そこツッコんでくるか、アルマゲドン逆(笑)。

留置場に入れられるラッキー。
一方誘拐されたルパンチーム。どう見ても見た目がおかしいミナティたちをギャングラーかと思って大人しくしていたものの、違うとわかって逆に協力。

突然別の宇宙に飛ばされ、使えるお金もなく、困っていたミナティ。事情を聞き、「うちらのオーナー、金持ちだから身代金要求するといいよ」とスマホを差し出す初美花。

「ええっ?身代金?」とビビりつつ(そこまでするつもりはなかったらしい)電話するミナティ、「み、身代金、15万円用意しろ!」

金額のみみっちさにキレるルパンチーム。「うちら、そんなに安くないわよ!!!」「やり直し!」

もうほんといちいち楽しい上に、この電話を聞く「ジュレ」にはもちろんパトレンチームがスタンバってて、ジュレに入ってくる時に「まいど、朝加ラーメンです」「陽川電工です」「ニコニコつかさ保険です」と。

3人とも変装してて、圭ちゃんとつかさ先輩はメガネかけてるんだけど、ここ、短い! 名乗って入っていくとこは後ろ姿だし、入ったとたんもういつもの格好になっちゃってた気が。一時停止してコマ送りで見たい(爆)。

「俺らの値打ちが15万円なわけない」ということで、もうルパンチーム自ら変声機使って電話かけちゃいます。15億円(だったかな?)と落としたギターと、ついでに国際警察の持ってるルパンコレクション全部持ってこーい!

これを聞いてピンと来たコグレさんとノエル、笑いを噛み殺す。うぷぷ。

またパトレンチーム、魁利くんたちのためならルパンコレクション、持って行っちゃうんだよね。いや、さらわれたのが見ず知らずの一般人でも命を賭け、ルパンコレクションを賭けちゃうのが圭ちゃんだとは思うけど。

で、ここで「落としたギター」っていうのもポイントで。
ミナティのギターこそ、事件の鍵なのです。
なんとかいうエネルギーが……なんだっけ、プラネジューム?が大量に封じられてて、それを狙ってドン・アルカゲもこの宇宙にやってきた。もしそのプラネジュームをドン・アルカゲが吸収したら、ドン・アルマゲ以上の力を手にしてしまう――。

実はそのために、そのギターのあるところドン・アルカゲもいるだろうということで、怪盗BN団の二人もこの宇宙にやってきたのでした。

というわけで、身代金の受け渡しにやってきたのはミナティ達に変装したBN団(もちろん人質のルパンチームも一緒)、しかしそこへ割り込んでくるギャングラー。

ドン・アルカゲに協力する金庫3つ持ちのギャングラー・リルス。

「ええい、仕方ない!」というわけで手元に来た国際警察のルパンコレクション、つまりはパトレン側のVSチェンジャーで「警察チェンジ!」しちゃうルパンチーム。

しかし。

「これうちらに向いてな~い!」ということで、十分には戦えない。軽快な動きを得意とする怪盗用と、質実剛健、人々を守ることを目的とする警察用とは仕様が違う。
ちゃんとこういう設定があったんだなぁ、誰が変身してもいいわけじゃないんだなぁ、と今さら感心したりして。

変身解除後、圭ちゃんに「なんて無茶を!」と怒られる魁利くん。ああ、正体を知る前のこの関係性、たまらないわねぇ♡

ええっと、その後どうなったんだっけ。
留置場に入れられっぱなしだったラッキー、ツルギが来たことで釈放。
ツルギ、「国連を納得させるのに時間がかかった」とか言ってたけど、「俺様は別の宇宙の宇宙大統領だ!」なんて言う頭のおかしい人を信じたのか、国連(笑)。

「こんな留置場、いつでも出られただろうになぜそうしなかったんだ?」と聞く圭ちゃんに、「この星の正義を乱したくはない」とかなんとか答えるラッキー。
ちょっとラッキーのことを見直す圭ちゃんだけど、その後ラッキーがドン・アルカゲを倒しに行こうとする時には「ラッキーだけじゃ現場は済まないんだぞ!」みたいに釘を刺したり。
(観たのが5月11日で今もう5月22日だったりするので記憶が…。セリフちゃんと思い出せない(´Д`) 色々間違っているかもですがご容赦を)

熱血おまわりさんの圭ちゃんと、直情径行タイプのラッキー。
圭ちゃんがラッキーのことを「無茶だけどバカじゃない」と言えば、ラッキーは圭ちゃんを「不器用だけどバカじゃない」と言ったり。

そこへちゃんと魁利君の声で「おまわりさんが不器用なのは知ってるよ」とかぶってくるの、スタッフほんとファンのツボ心得てる。
圭ちゃんと魁利くんの直接の絡みは少ないけど、こういうちょっとしたセリフで二人の関係性を描いてくる、うまいわぁ。

スティンガー、スパーダ、ハミィとルパンチーム(たぶん)の共闘シーンでは
「赤と青はいないのか?」
「いるよ。全部で12色!」
「12色!? クレヨンかよ!
というやりとりがあったり、全員集合で戦うクライマックスではパトレンXでもありルパンXでもあるノエルが「どやぁ!」と両方に変身して見せるのを、
「リバーシブル? いや、どっちつかず!?
と司令が評したり(笑)。

キュウレンチームと一緒に操縦席に入るロボ戦ではカジキイエローの甲高い声にトウマが低く渋く「声が高い」と言ったり。

ああ、もう、楽しすぎるやろ!!!!!

しかもクライマックスでの全員集合、20人なんですよ。
ルパパトが6人、キュウレンが13人。
1人多い。

はい、まぁ、公開前から出演情報出てましたけど、よけいな(笑)1人は「みっちゃん」ことジュウオウジャーの操くん。

全員から「誰!?」とツッコまれてたけど、いやほんま、客席でも「誰!?」ってなったわ。何の前振りもなくいきなりいるの笑かす。
みっちゃん出してくるのズルいよね。てか誰が考えたの、みっちゃん出そうって。しかも大和先生の引率なしで。

威勢良く「ジュウオウザワールド!」と名乗り変身した後、すぐ「うわぁーん」とどっか行っちゃうんだけど、決着がついた後にはちゃんと隅っこで体育座り(笑)。
最高か!

ラストのキュータマダンシングも楽しかった~~~~~~。
ほんとにエンドレスで見ていられる気がする、この作品。

しかしミナティ達、途中でふいっと出てこなくなったけどどうなったの。ちゃんと帰れたの。
ギター、プラネジュームになっちゃったみたいだけどケースだけでも持って帰ったんだろうか。


はぁ。
ありがとうスタッフ&キャストの皆さん。
ありがとうありがとう。
次の戦隊はルパパト2期でもいいですよ。