って、本書くつもりですか、お姉さん?
(おばさん、とは言わないぞ、自分には)

子どもと一緒に図書館の児童書コーナーを
さまよったり、ボランティアとして小学校
の図書室を整備したりしていると、自分が
子どもの頃に読んだ本のことを思い出したり、
改めて「子どもの本」の面白さに出会ったり
して、色々と思うことがある。

私は子どもの頃から本を読むのが大好き
だったけれど、いざ自分の子どもに本を
与えようとなると、「ぐりとぐら」ぐらい
しか絵本を思い出せない。ミッフィーの昔
の名(?)である「うさこちゃん」シリーズ
なんかも全然読んだ記憶がない。
子どもが興味を示さなかったら「プーさん
も一生読まずに過ごしただろうし、夫の
おススメである「エルマーのぼうけん」や
ホッツェンプロッツ」もまったく知らな
かった。

「エルマー」や「ホッツェンプロッツ」は
書店の児童書コーナーに行けば今も平積みに
なっているから、名作中の名作、古典中の
古典といったところなんだろうけど、
そうなると一体全体私が子どもの頃あんなに
「読んでいた」のはどんな本だったんだろう?

学校の図書室なんか、蔵書が少ないせいも
あって、知ってる本がほとんどない
だもんで「紹介」や「おススメ」のしよう
がない。
これは一つには、私が子どもの頃から翻訳物
ばかり読んでいて、日本のお話というのを
読んでいなかったせいもあるんだけれど……。
(なんでか図書室には外国の作品がとても
少ない。「モモ」ぐらいあってもいいん
じゃないの?)

子どもだった自分」がたどってきた本の旅、
そして「子どもである息子」とともにめぐる
本の世界をちょこっとずつご披露していきたい
と思います。