昨日、子どもと2人で山極寿一さんの
講演会に行ってきました。
山極さんが書かれた“ゴリラ語の絵本”、
『ゴリラとあかいぼうし』の原画展が
図書館で開催されていて、特別講演会
があったのです。

京都大学教授の山極さん、ゴリラの
声真似
が、本当にすごーくお上手でした。

そして写真や映像で見せてもらった
ゴリラたちの生活。
とても興味深かったです。

ゴリラってすごく穏やかで、優しくて、
考え深くて、非常にうまく社会生活を
営んでいるんです。

ゴリラがふくろうと遊んでいる
映像や、カメレオンを家族全員で
じーっと観察している映像には、
ほんとに驚かされました。

「みつめる」というのは、ゴリラの
コミュニケーションで非常に大事な
ことらしいです。
それで、すごくじっくりと、長い間を
置いて次の行動に移る。
“考え深い”のです。

お父さんゴリラもちゃんと子育てを
するらしいし、雄のゴリラ2頭が
ケンカをすると、必ずその2頭よりも
弱い、格下のゴリラが仲裁に入って
丸く収まるのだとか。
弱い者が間に入ることで、お互いの
面子を保ったまま「引き分け」に
することができるんだって。

いや〜、人間よりずっと平和な
社会
を築いてるよね。

ゴリラは笑うし、慣れた相手なら
人間とも遊ぶし、ただ人間の言葉が
話せないだけなんだな、という感じ
がしました。

ゴリラについて興味のある方は、
山極さんが中心となって活動されて
いる「POPOF日本支部」のサイトを
ご覧ください。

また、「大きなポケット」2006年6月号
にも山極さんとあべ弘士さんによる
「ゴリラとあそんだよ」という楽しい
お話が掲載されています。
我が家は「おおポケ」を定期購読
しているので、講演会に持っていって
ちゃっかりサインを頂いてきました。