この間日光で買ってきたおみやげ。
栃木限定、“とちおとめ”果汁使用のいちごキャンディ。

栃木限定だったから、と言うより、サクマだったから買ってしまった。このカンカン(“缶”のことだが、漢字だと“缶缶”か?)入りのドロップというのが超懐かしい。

実際、このカンカン一つ出すだけで、義父は「おっ、サクマか。これのハッカが大好きでなぁ」と言うし、義妹は「ハッカが出てくると嫌やったぁ」と言うし、私は私で「ハッカ出てくると戻して違うの出してた」と言って、一家団欒、昔話に話が咲くのだった。

これ、コインで開けるんだよ。
知らないよね、若い人は。

昔と違うのは、開け口の上にテープが貼ってあって、それを剥がすと「開封済み」という字が出てくること。
グリコ・森永事件の後遺症というか、あれ以来の安全策だけれど、グリコ・森永事件も若い人は知らないか(←そんなに年寄りぶらなくても)。

お店で売っているお菓子や食べ物をわざわざ一回開けて、変なものを入れる人がいるなんて、思いもしない時代があったんだよな。

今でも郵便局は切手の裏に毒が塗られるかもしれないとは考えていないでしょう(笑)。
もし普通に切手がスーパーの棚に並んでいたら、「毒入り危険。嘗めたら死ぬで」と書いて郵政公社を脅す人もいるかしら。