昨日、松永貴志くんのLIVEに行ってきた。
突然、行くことになった。
2時開演で、お昼の12時半ぐらいまでは、全然予定をしていなかった。
夫の職場に、「チケットが売れ残ってるから買ってくれ」と主催者が言いに来て、でも夫はその日は用事があるし、私は息子のスイミングがあるし、義妹だけが「行こうかな」と言っていた。

で、義妹だけが行くのだ、と思っていたら、チケットは2枚買ったと言う。「誰か行くやろ、と思って」。
誰かって、誰や。

夫の用事はスイミングの時間までに終わることになって、私が行けることになってしまって、「じゃあ行こか」ということになった。

「若き天才ジャズピアニスト」松永貴志くん。
名前だけは聞いたことはあるが、どーゆー演奏をするか全然知らない。チラシに「疾走するピアノ」と書いてあって、聞いてみたらまさしく「疾走するピアノ」であった。

なんというか、音数がすごい。
ものすごく指が動く。
譜面にしたら真っ黒になるだろう、ってぐらい音が多いのだ。「ドミソ」でいいところを「ドドドミミミソソソ」と弾いて、ついでに装飾音符でレやファも入れちゃってる、って感じ。

それはそれはすごい指さばきだった。

一口にジャズと言っても、この間の古き良きビッグバンドのスイングやら、前衛的なのやら、眠いのやらポップでイージーリスニングに近い感じのやら、ほんとに色んな音楽があるのだけど、華麗で、陽気で、楽しい感じ。
うん、実に楽しそうに演奏していたなぁ。
おしゃべりもお茶目だったし。

顔がちょっと古谷徹。
(↑何人の人に通じるだろうか?)

帰りに義妹と感想をしゃべっていて、「若いからあんなふうに弾けるんだよね」という結論に(笑)。
「年とってもあれで弾いてたら、1曲で倒れちゃうよ」って。

ずっと音が鳴っていないと落ち着かないのかな、というぐらい「間」がないのは、若いからかも、と思った。

思いがけず聴きに行って、とても良かったのだがしかし。
ホントはその時間、スイミングに行かなくていいんなら執筆したいな、と思っていたので、なんとなく複雑。
夜もパソコンに向かえなかった。

小説を書き始めると、その他の優先順位がものすごく低下する。書く時間が取れないと、すごく欲求不満が募る。

困ったことである。(社会人的には)